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悪徳の性へ 
【学園物 官能小説】

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〜 補習C 〜-4

 
 少女に与えた指示は『あたしの合図で上品に排泄すること』

 最初の2日間、少女はひたすら便を漏らし続けていた。 そして自分の便を食べ続けた。自分の尊厳を守るために、単純な生理的不快感から便を口にすまいとしていたのも一瞬だ。 なにしろ流し込まれる汚物の中で生きるためには、とにかく食す以外にない。 時には胃袋に流し込んだばかりの排泄物を再び口からだし、それをまた呑み込む。 滂沱の涙を流しながら際限なくチューブを通って流れる茶色い液体を眺め、喉をゴクリゴクリと蠕動させる。 暴れ、もがき、どうにかチューブを外そうと息み、顔を振り乱す。 そんな無邪気な様子を、私はモニター越しに眺めていた。

 変化が訪れたのは3日目。 自分が吐く息は熟成した糞の香り。 外気はきばりたての便の匂い。 チューブはどうしても外せない。 マスクはもがけばもがくほど喰い込む。 手足を拘束する枷は、暴れた分だけ自身を痛めつける。 
 自力で助かることができないと悟ったのだろう。 そして、あたしの指示の意味を足りない頭脳で考えたのだろう。 それまで5分おきにピュッ、ピュッと糞を漏らしていた少女が、身体を震わせながら排便を我慢するようになった。 最初は30分ともたなかったものが、3日目の終わりには1時間我慢できるようになっていた。

 4日目。 あたしは彼女に最初のチャンスを与えた。
 つまり、ドアを開けて彼女の前に姿を見せたわけだ。 あたしの指示は『私の合図で上品に排泄すること』。 指示とは、無防備に晒した少女の小ぶりな乳房すなわちミルクタンクを、思い切り蹴飛ばしてあげること。 勿論、ミルクタンクを蹴飛ばされるのが指示でると、少女には伝えていないのだが、それくらい察するのは最低限の常識だ。
 久しぶりに表れたあたしに、少女は両目を見開いて、事態がよく分かっていないようだった。 あたしは構わず全力で少女の乳房を蹴った。 少女はマスクの内側でくぐもった呻きをあげ、ビュッと少量の便を漏らした。 それを見てあたしはすぐに小部屋を去った。
 あれではとても合格は出せない。 まず量が少なすぎる。 我慢しきれず大量に排便した直後にドアを開けたので、当然といえば当然なのだが。 次に勢いが強すぎる。 あたしは『上品』といったわけで、上品といえばゆっくり、静かに、笑顔で、敬意と感謝をもって行ってこそだ。 驚いてビュッ、では品性下劣にも程がある。

 5日目。6日目。 あたしは彼女が我慢しきれず排泄した直後に部屋を訪れ、乳房を蹴り飛ばして出ることを繰り返した。 30分持たずに排泄した時は、あまりに下品なので、全体重を乗せて乳房にストンピングをしてから、蹴り飛ばした。
 そうこうするうち、6日目から、排便を我慢する時間が飛躍的に伸びた。 もしかしたら下剤の効果が薄れたのかもしれないが、ジッとドアを見つめ、あたしの訪れを待つようになった。 まったく、あたしの意図を汲むまでに6日もかかるようでは、この先『殿方』の意図に添えるかどうか、思いやられる。

 そうこうするうちに7日目、すなわち今日を迎えてる。 先に排便し、すべてを胃袋に収め終ってから5時間。 ここで排便したとして、まさか少量のみっともない姿を見せられることはないだろう。

『はやく!! はやく許可を願います!!』

「……ン」

 潤みはじめた瞳に背中を押され、あたしは右足を振りかぶった。 50番は、今から乳房に手加減なしの蹴りがくるというのに、嬉々としてあたしを見上げている。

 ビシィッ
 
 蹴飛ばされたと同時に仰け反る50番。 お腹が一瞬膨らんだと思うと、

「ふぅぅぅ〜〜!!」
 
 ブッ、ブビッ、ブシャシャシャシャッ、ブピピッ、シャブブブブブ……

 黄土色の軟便が肛門から、真っ黄色な液体が尿道から迸る。 

 シャブブ、ブピブピ、ブムムムブシャシャッ

 次から次へと肛門が吐きだし、チューブの中を駆け抜けてゆく。 それはマスクに達し、円筒を通り、息んだ本人の口に帰ってくる。 

「ゴクッ、ゴクッ、ゴキュゴキュッ」

 嚥下する50番に躊躇いは微塵もなかった。 本人もよくわかっているはずだ。 この数日さんざん自便を食べてきた中でも、何度も窒息しかけたはずだ。 その上でこれだけ大量の糞便を食べるのだから、少しでも躊躇すれば喉に詰まり、あっという間に死ぬような苦しみが訪れる。

 ブリブリブリッ

「ゴクゴクゴクッ」

 ブリブリブリッ

「ゴクゴクゴクッ」

 消化管の入口と出口が同時に奏でるハーモニー。 50番の喉が脈打ち、尻が痙攣し、約1分にわたって全身で濁音をあらわし続けた。 さらに1分ほどして、全身の蠕動が一段落した。 


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