投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

ちびま○子ちゃん
【その他 官能小説】

ちびま○子ちゃんの最初へ ちびま○子ちゃん 3 ちびま○子ちゃん 5 ちびま○子ちゃんの最後へ

ちびま○子ちゃん-4

(4)


「あなたがあの子の好みにぴったりなのよ」
「あたしが、ですか?なんででしょう……」
「ええ、小柄で可愛いから……」
(小柄で、可愛い……)
小さいから必ずといっていいほど年齢より若く見られる。だがそれは『ちび』だから子供みたいに見えるということで、真美子は嬉しいと思ったことはない。

「気を悪くしたらごめんなさいね。実はうちの子、どうやら幼い感じの人が好きみたいなの」
 部屋を掃除している時、それまで気にも留めなかった段ボールを開けてみたら、たくさんのDVDが入っていた。どれも10代のアイドル系の若い娘ばかりである。女の子に興味があるのは自然だからいいのだが、いくつか映像を観て共通する点があった。内容はレオタード姿の股を開いたり、お尻を突き出したりけっこう大胆なものなのだが、とにかくみんな幼く見える。グラマーないわゆる『大人の女』ではない。
 人それぞれ好みは違うから仕方がないのかもしれないが、変に偏っていないか心配になった。
(ロリコンって聞いたことがあるけど……)
だが、若い子が好きだということが病的な趣味とは思えない。
(ちょっと若すぎるけれど……)
 
「いままで何度か嫁の話があってね。写真を送ったのよ。中にはモデルみたいなきれいな娘もいたわ」
その度に電話がきて、いろいろ訊いてきたから結婚に無関心ではなかったのだ。
 DVDを観て、その時のことを思い出し、あることに気づいた。
「あの子、必ず身長のことを訊いてきたの」
「身長……」
「うちの子180センチあるの。だから紹介してくれる人もバランスを考えてくれてたのね。思えばみんな背の高い子ばかりだった」
 それでもしやと思い、真美子の写真を送って打診してみたのだという。
「あたしの写真ですか?」
「勝手に送ってごめんなさい。あの子の反応をみたかったの。この間、撮ったでしょ」
いわれてみれば10日ほど前、写真を撮ろうと言われて女将と並んでロビーで写真を撮った。深く考えずにいたけれど……。

「それで、わかったの」
「……」
「小さくて可愛い人が好きだってこと。年齢じゃないの」
女将さんは160センチ以上の身長である。真美子と並べば20センチほども差がある。
小さい、ということだけが真美子の耳に残ったが、続いた女将の言葉に体が強張った。
「健一、明日帰ってくるの」
「え?」
「あなたに会いに」
「まさか……」
「まさかじゃないわ。乗り気なのよ。初めてその気になったのよ。だから、お願いしてるの、真美子さん」  
 話を聞くうちに、女将さんの言葉が熱を帯び、真美子にも伝わってくるようだった。
(ほんとなの?……)
他人事みたいで実感はないのに心の奥が騒ぎ始めていた。


 それが半年前のことである。
翌日午後、健一に紹介され、女将を含めて3人で遅い昼食を食べながらとりとめのない話をした。不思議なほど緊張を感じなかったのは少年のような笑顔が心地よかったからかもしれない。体が大きくてがっしりしているのに威圧感がなく、むしろ柔らかい雰囲気を感じた。
 真美子はほっとしていた。女将さんの話を聞いて、もしかしたらオタクっぽい暗い人かと心配していたのである。

 夕方から忙しくなり、健一も配膳や布団敷きなどを手伝った。ときおりすれ違い、彼と笑顔を交わし合った。ちょっと恥ずかしかったけれど胸がほっと温かくなった。
 夜、女将さんが部屋へ来て、
「健一がね、あなたを気に入ったって。はっきり言ったわ」
「ほんとですか?」
「ほんとよ。いままで待っててよかったって、恥ずかしそうに言ったの」
「そんな……」

(自分はそれほどの女だろうか……)
真面目には生きてきた。でも、体は汚された。……もう過去のことと記憶の底に鍵をかけて、さらに押し潰しておいたはずだった。その苦い想いが頭をもたげてきた。

 あの人は、
(若い、10代のアイドルを自分に重ねている……)
そうだとしたら、清純な乙女のイメージをわたしに持っているのではないか。28にもなって過去に何もないとは普通は思わないだろうけど、一途な人だったら理想の目で見てしまうかもしれない。真美子はそれが気がかりだった。
 でも、こちらから偽って持ちかけたことではない。話が動き始めてしまったのだから、流れに任せるしかないと思った。

「明日、あなたお休みにするから、健一とどこか遊びに行ってらっしゃい。2人で話してみて」
「はい……」
デートということだ。
(さらに話が進んでいく……)
「車で行くって言ってるから、無理やりのようで悪いけど、付き合ってあげて。いつも忙しいからたまには息抜きしてきて」
「はい」
息抜き……。緊張してしまうかもしれない。……

 寝床に入ってなかなか寝付けなかった。小さな昂奮が蠢き続けておさまらない。
真美子はこれまで異性と交際したことがなかった。いいな、と想いを秘めた人は何人かいたけれど、告白したこともないし、されたこともない。
『ちび』……。女として自分が認めてもらえないのはそのせいだとだいぶ前から諦めていた気がする。自分を弄んだ男は偏った興味でしかない。
 でも健一は『ちびの真美子』が好きだという。初めて女の蕾が綻んでいく熱い感覚に見舞われて、真美子は手を下腹部に差し入れた。

(ああ……)
指先が薄い秘毛を抜けただけで痺れが走った。
(もう溢れてる……)
指を浸して突起に触れたとたん、思わず声が洩れた。
「うう……」
これまでも触ったことはある。だが、
(こんなの、初めて……)
体の奥から噴き出るような快感が駆け巡ったのである。
(あたしも、好き……)
健一の笑顔を浮かべながら真美子の指は溝をえぐって身を反らせていた。 
  
     
 


ちびま○子ちゃんの最初へ ちびま○子ちゃん 3 ちびま○子ちゃん 5 ちびま○子ちゃんの最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前