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鬼畜の愛
【ロリ 官能小説】

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鬼畜の愛-3

 家へ寄らず、制服のまま宮部の家に上がり込むようになったのは間もなくのことだった。すぐ勉強がみてもらえるし、美味しいおやつが待っていた。ロールケーキやモンブラン、和菓子の時もあった。どれも美味しくて、それも楽しみのひとつだった。
 行く度に食事の用意がしてあって、2人で食べることが習慣になった。

「あの人、とてもまめで、いつ行っても部屋はきれいに掃除してありました。誰か人に頼んでいるのではなく、自分でするんです。料理もそうでした。うちの母とは大違い。こんな家の子だったらいいなって思ったものです」

 宮部のやさしさはやわらかな日差しが降り注ぐように心と体に沁みわたっていった。

「宮部に対して不思議な気持ちの揺らめきが起こっていました。年齢差を考えたら父親ですけど、そんな想いではない。勉強を教えてもらっているから、先生の存在かというとそうでもない。かといって異性としてときめいていたのでもなかったようなのです。なんと言ったらいいかしら。あたしを包んでくれる……包容力を感じたのかもしれません」

 しばらくしたある日、楽しく食事をしたあと、宮部が言った。
「文香さん、お風呂は毎日入ってるの?」
「え?……」
あまりに唐突で答えに窮したが、ここ3日間入っていなかった。蒸し暑い日が続いていたので髪のべとつきや体の汗臭さは自分でも気になっていたのである。学校でも臭いと言われて孤立し始めていた。
 銭湯に行くのがつい億劫になって日が空いてしまうのだった。
 髪も体も汚れているのでそう訊いたのだろう。

「アパートに来るまでは内風呂でしたから、銭湯は初めてだったんです。慣れない上に一人行くのが嫌で……母は出勤前にサウナに寄っていたようで、あたしのことなんか無関心でした」

「うちのお風呂に入っていきなさい」
その言葉はごく自然で、何の抵抗もなく受け止めていた。

「きれいなお風呂でした。タイルはぴかぴかに磨かれて、しかも広いんです。浴室は4畳半くらいもあって、浴槽なんか3人くらい一緒に入れそうな大きさでした。気持ちよくて嬉しくて、ワニの真似したり、体を浮かせたりして遊んでいると扉がノックされました」

 顔を覗かせた宮部はズボンを膝まで捲り、
「髪を洗ってあげる」
「はい」
2つ返事で湯船を出た。

「羞恥心がまったくなかったんです。その頃すでに生理はありましたし、胸もふくらみかけていました。深い性の知識はありませんが、男女の漠然とした繋がりは知っていました。それなのに何のためらいもなく裸身を宮部の前にさらしたのです」

 あたしの心は宮部に寄り添っていたのかもしれない。肉体的なものではなく、彼とその家が自分の安らぎの場所に思えていた気がしていた。惹きつけられ、また求めていたように思う。
 腰かけて、屈んだ頭にシャワーがかけられたあと、ひんやりとシャンプーが沁みてきた。
宮部の両手が髪を梳き、頭皮を軽く揉むように洗髪がはじまり、その加減と指先の動きの心地よさに頭がぼうっとなった。
「文香さんの髪はやわらかくて癖がないね。とてもきれいだよ」
きれいだなんて、言われたのは初めてだった。
「いつも清潔にしておいたほうがいいよ。シャワーは自由に使っていいからね」
髪の生え際まで丁寧に指で擦られ、泡とともに髪がやさしく揉まれていく。1度洗い流し、2度目は軽く洗い、コンディショナーが揉み込まれた。シャワーで流すと宮部の指が滑らかに洗い髪を通り抜けていった。

「あたしは髪に触れる宮部の手から、ふと、自分が大切にされてるって感じたんです。意味の深さはありません。物心ついてから親にだってしてもらったことはないんです。あたしは顔を上げて宮部に笑いかけたのを憶えています」

「さっぱりしたでしょう?」
「はい」
「髪が輝いてるよ」
あたしは顔にかすかな熱を感じて俯いた。
 
「その時感じた熱は何だったのでしょう。嬉しさにはちがいないのですが、ほめられて照れたこそばゆさとは異質のものでした。宮部から言われたから起こった感情だったのだと思います。異性への心の芽生えだったように思います。とはいえ、まだあたしは子供でした。花開くまで時間が必要でした」

 明くる日も風呂に入り、宮部が顔を出した。
「今日も汗かいたでしょう」
「はい」
髪を洗ってもらいながら昨日以上に心地よさが生まれ、体全体に浸透していくような感覚を感じた。

「脱衣所に真新しい下着が置いてありました。白いパンツとAカップのブラジャー。とても上等のもので、あたしのサイズでした。脱いだものは見当たらず、急に恥ずかしさを覚えたのは、汚れていたからです。3日も着ていたんです。おまけによれよれの古い物でした」

(そんな下着を見られた……)
裸は晒しても何ともないのに、下着は意味がちがった。自分のだらしなさを知られたようで恥ずかしかったのである。

「文香さん。よかったらそれ着てみて。合うと思うけど」
「ありがとう」
恥ずかしさを吹き消すような宮部の自然な言葉に助けられて素直に頭を下げた。
 
「宮部の穏やかな目に見つめられながら下着を身に着けました。ちょっとどきどきしたのは大人の下着だったからです。パンツの生地は薄くて小さめで、穿くと脚の付け根にぴったりして、それなのに圧迫がなくて裸のままみたいな穿き心地でした」

「肌の美しさに溶け込むようだ……」
宮部は真顔になって呟いた。
「あたし、きれいじゃないです……」
美しいという言葉が自分にそぐわない気がして口ごもって言った。
「文香さんはきれいだ。もっと美しくなる。ぼくがそうしてあげる。いい?」
「はい……」
頭のどこかが陶酔したように思考が霞んだ。
 


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