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ゆえとナオさんpart5
【同性愛♀ 官能小説】

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美さきちゃんのテレポート能力考察-2

コヒーレントな量子状態を保つ為のエネルギー量、
物質(質量)再構成の為の莫大なエネルギー量、
の問題が有るけど、
量子電気力学では、
『真空からエネルギーを借りてくる』
なんてアリだからね。
エネルギーと質量が等価なのは、
アインシュタインの有名な式の通りね」

「その辺が、
『私たちと違う数体系世界の住人』ですか?」
「そうね。
仮にコンピューターの仮想現実の世界では、
テレポートなんて訳ない。
上部世界から見たら、『あいつら何を悩んでるんだ?』
ってレベルなのかも?」
「はぁ」

「美さき。以前、双葉ママが、
『異世界人が、私の銀行口座にお金を振り込んだ』
って話していたわねぇ?」
「言ってた…ナオねえ、良く覚えてるな…」
「現代の通信のセキュリティーは、
巨大素数の積と素因数分解、一方向関数が根幹だけど、
巨大な数を扱える異世界人にとっては、
大量の通信・口座のハッキングなんて、
なんでもないことなのかもしれない」
「大きいお金を動かすとバレちゃうってことですか?」
「Right.キレてるね。
で、美さきの記憶の中から、
テレポート先の座標を引き出してる、と」

「『知ってる人のそばも行ける』はどうなんですか?
「そうねぇ、その人をモニターでもしているのかしら?
間違いなく、美さきの状態は常時監視してるわね」
「テヘッ…」
「美さきちゃん、そこ照れるとこ?」
「知ってる人のチラ見もできるぞ…」
「えーっと、透視能力ってヤツ?あんた随分便利ね。
でも、親兄弟でもプライバシーを覗くのは良くないわ」
「え〜?、ナオさんの口からプライバシーとか〜?」
「小学生の美さきの為に言ってるのよ!
葉子ママがオチンチンを付けてるのを知るのは、
トラウマでしょ?」
「あうっ!せっかく忘れてたのにぃ。ガクッ」
「覗きは大人になってからよ。
で、いつでもテレポート出来るとは限らない?」
「あい…」
「まぁ、向こうも忙しいんでしょ?
どデカイ物、例えば惑星一個を測定するとなれば、
美さきに構ってはいられないだろうから」
「そんなに大きい物を移動するんですか?」
「こないだ異世界からアクセスが来た時、
更に他の世界のことを話していたでしょ?」
「はい」
「アチコチで訳の分からんことをしてるのよ。
自分達の世界を丸ごと、
新世界にシフトさせようって連中だもの。
ことごとくエキサイティングなことは、
本当に巨大な数の領域で起きているのかもしれない。
人類の手が届かないような数の中でね。
私たちは大洋の汀で、
貝殻を拾ってハシャいでいるだけなのかもね」

「分身の術でぶっ倒れたのに、
今日は三人と一匹で移動しても、
何ともなかったですね?」
「美さきの質量と、分身の術の出現回数から計算して、
十分な余裕は見たんだけどね。
前回、
美さきがぶっ倒れたのを向こうもモニターしてたから、
美さきの脳味噌を、
演算リソースに使うのを止めたんでしょ。
連中にとっても美さきは大切みたいね。
練習したら、冷蔵庫でも車でも移動出来るわよ」
「いや…戻せないと困るからしない…」


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