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ビッチ狩り
【レイプ 官能小説】

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吸血餓鬼-6

 忌々しい快感が体から抜けた頃、玲香はガッと目を開き慌てて洗面所へ行きピルを飲んだ。
 「あ、あんな奴に妊娠なんか…」
水で顔を洗い洗面台に手をつき俯いて息を切らす。すると足の付け根から内股に何かドロッとしたものが伝う感覚を覚えた。そう、精子だった。覆面男に中出しされた精子が膣から垂れていたのであった。
 「嫌…!」
玲香は慌ててシャワーを浴びた。汚れた体をいくら洗い流しても気持ち悪く感じた。気分はずっと重いままだ。
 部屋にいて少しでも物音がすると心臓が止まりそうであった。いつ覆面を被った男や竜彦が来るか分からないからだ。部屋にいても落ち着ける時間などなかった。
 夕方になり気分は優れないが出勤の時間がやってきた。休みたかったが人気ナンバー1の座を守るのには休む訳にはいかなかった。少しでも金が必要だ。ナンバー1と2では報酬が全然違う。玲香は悔しながらも覆面男が投げ棄てて行った一万円を財布にしまい出勤した。
 夕方18時からの出勤だが、店が始まってすぐに指名が入っている。玲香はいつものように接客している。
 下ネタも上手く対応する玲香には酔った客が下ネタを話してくるし、あからさまに誘ってくる事が多い。今接客しているのも常連で下ネタ好きな男だった。
 「抱きたいなぁ、玲香ちゃん♪」
 「ダメですよ〜、田辺さん。もし簡単に抱かせてたらキャバクラ来てもつまらなくなりますよ、きっと。」
 「そんな事ないよ〜!」
 「いいえ?それに簡単にだかせたら風俗嬢と変わらなくなっちゃうじゃないですか。私たちキャバ嬢に一目置いて頂く為には簡単にセックスさせちゃいけないんですよ、私たちは。」
 「そっかー、そうかもなぁ…。」
 「ほら、田辺さんの大好きな脚なら触ってもいいですから♪」
 「へへへ!」
田辺は玲香の太股を湿った手でいやらしく撫でていた。
 どこでもそうかも知れないがナイトローズでは客との性行為は禁止だ。発覚した場合は即クビだと決められている。ナイトローズはそういう規則には特に厳しかった。決して抱けないから客は逆におとしてみせようとあの手この手で女の子アタックする。もしかしたら男にとってその攻防がたまらないのかも知れない。ものにならないものほどものにしたくなるのであった。もし簡単にものに出来たのならばキャバクラは流行らないのかも知れない。玲香は一度も客とは寝た事はなかった。


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