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〈熟肉の汁〉
【鬼畜 官能小説】

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〈熟肉の汁〉-5

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あの不可解な出来事から数日が過ぎた。

相変わらず弘樹からはメールが来るし、恭子もまた返信を欠かさない。
やはり、最後のデートが終わらないままでは、二人の心に踏ん切りがつかないのだろう。


『ママ、行ってきま〜す』

「はーい、行ってらっしゃい」


今日も彩矢は耕二と一緒に幼稚園へ行った。
これから朝食で使った食器を洗い、ゴミを出し、洗濯をして……いつもと変わらぬ一日が始まる……。

なんとなくテレビから流れてくる情報を聞き、脱ぎ捨てられている耕二の下着を拾う……と、インターホンが鳴り、ドアに設えられている郵便受けに、カタンと何かが投函された……。


(何か…封筒とかじゃないみたいな音ね?)


恭子は耕二の下着を洗濯機に放り、郵便受けに駆け寄って中を見た。
そこには、真っ白な無地に赤マジックで[恭子のだらしない肉体]と書かれたDVDが、透明なケースに仕舞われて入れられていた。

投函したのが誰かを知ろうと、急いでドアを開けたがそこには誰も居らず、そして言いようの無い恐怖に襲われた恭子は慌ててドアを閉め、鍵を掛けて、その場にへたり込んでしまった。


(い…嫌がらせにしても……悪質だわ……)


気味の悪いDVDを握る手は、ブルブルと震えてしまっていた。
鼓動も激しくなっており、それにつられて呼吸も乱れてきていた。

これは耕二に助けを求めなければ……そう思った瞬間、恭子は躊躇わざるを得ない事に気付いた……。


もし、このDVDに収められた映像が、弘樹との密会の隠し撮りだったとしたら?


さすがにホテルの中の“戯れ”の盗撮は有り得ないだろうが、車の中でのキスシーンなら、大いに有り得る。
もしも、そんなのが映っているとしたら、それは自ら二つの家庭を壊してしまう引き金を引く事になってしまう……。


(そうよ……自分で確かめれば良いのよ……)


この中身が何であるか……それを確認した上で耕二に話せば良い……恭子は震える指先でDVDプレーヤーの電源を入れ、再生のボタンを押した……。



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