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指嗾
【元彼 官能小説】

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指嗾-11

「う、うそだよ、そんな……」
「ほんとだよ」
 やおらジョゼが閉じ合わせていた輝子の脚の間に手を入れると、片脚を抱えてスタイリングチェアの肘掛けの上に載せた。いきなりの出来事にもう一方の脚が下に落ちてデニムミニがシワを刻んでショーツが見えそうにほど捲れ上がったのが見えると輝子は手で裾を掴んで必死に下ろしながら、
「や、やっぱ……、恥ずかしい。ムリ」
「ムリ?」
 あらわになったブラジャーの上から掬い上げるように胸乳を解してくると、もう一方の手でそれを止めようとしたが、大きな手の上に添えられるに過ぎなかった。何より、今日彼氏に弄られた時には全く感じなかった快美が胸から一気に全身へ波打ってくる。肘掛けに上げられた脚を下ろそうとしても、下半身に力が入らなかった。
「愛里菜はこういうふうに恥しくされるのが好きだよ」
「は、はずかしいのが……?」
「ああ。恥ずかしいことさせられると、めちゃくちゃ濡れる」
 ジョゼの舌がまた口内に入り込んできた。ジュルッと音を立てて口に溜まっていた涎を吸い取られる音が聞こえて羞しさにおかしくなりそうだった。またドクリと体の奥から雫が漏れた。脚を閉じなきゃ。こんなスカートの中見られたくない。
「……でも」
 唇を離したジョゼが、涙に湿った目元を優しく吸った。「恥ずかしがりかたは輝子ちゃんのほうがカワイイかもね」
 また麻薬の言葉を言われた。今まで姉と比べられていい思いをしたことがなかった。しかし姉の淫らな部分を知っている恋人に、自分のほうがいいと言われて、輝子は胸を揉まれるのを妨げようとしていた手を離し、再びジョゼのシャツを掴んだ。
「……する」
「いいよ、しよう」
 処女を失うのは怖い。友達からは、メチャクチャ痛い、死ぬよ?、と言われていた。しかしジョゼに与えてしまうんだ。姉より早い歳で、姉の恋人に。
 ジョゼが背中に手を回してブラのホックを外した。緩んだ前を押し上げるように取り払おうとする。
「……あ、明るい」
「いいじゃん。見せてよ」
「お、お姉ちゃんみたいに、スタイル、よくない……」
 輝子の尖った膨らみが露にされると、輝子はスカートを抑えていた手を離し顔を片手のひらで覆うと、ジョゼの袖を強く掴んで引っ張った。
「まだこれからさ。……キレイな体してるね。きっとすごくスタイルよくなるよ」
「ほ、ほんと……?」
 問いかけようとジョゼを見ようとした矢先に、まだ成熟途上の華奢な上躯に膨らみ始めの小山の先で固く尖っている乳首を長く伸ばした舌先にピンッと弾かれて、
「うあぁっ!」
 あられもない大声が出てしまった。
「……えっ……、や、わっ……、やっ……」
 そして途端に下腹部が甘く緩んで、腰を戦慄かせながら奥から何度も雫を迸らせてしまう。
(舌……、すごい……)
 口元に強く拳を押し付けて声を何とかガマンしようとしながら、しかし何度も大きな声を漏らして体を痙攣させつつ、恐る恐る自分の体を見下ろすと、硬く突き出て何かに引っ張られているような感覚になっている乳首を弾いてくる舌の長さが如実に分かった。長く尖った舌先に両方の乳首が翻弄される中、ふと腰周りの締め付けが弱くなった。ジョゼがデニムミニのボタンを外して緩めたのだ。身を硬くする。スカートの中は自分でも確認するのが憚られるほど、さっきから夥しく蜜を漏らしていてショーツがどうなっているのか想像もつかない。片脚を肘掛けに載せたままなのに器用に引き下ろしていくのに抗おうとすると、乳首を吸われながら片手で頭を撫でられて力が抜けた。
「やあっ……、もぉっ……」
 デニムミニが足首まで降りていった。乳首からジョゼの口が離れていく。見られている、と思った瞬間、新たな蜜が奥から巻き起こってきて驚いた。下着は親の金でしか買ってもらえない。セックスの時に男に見られても誇れるような大人っぽいセクシーな下着を買いたくても親が許してくれず、通販カタログから子供っぽい下着しか選ばせてくれない。今日も履いているのはストライプのシンプルなショーツだ。
「脚開いて肘掛けに乗せて?」
 輝子は激しくかぶりを振った。髪が長ければそれに顔を隠すこともできるのに、もうできないから、その顔すらジョゼに見られているだろう。「カワイイよ、すごく。大丈夫」
「うそ……。こんなパンツ」
 デザインのことを言ったつもりだった。
「……ものすごい濡れてる。脚んとこ垂れてるよ。子供っぽいほうが中学生らしくて、よけいエッチだ」
 ストライプの生地はクロッチから広がった雫で前も後ろも大きくシミを作っていた。そのことを指摘されると更に恥ずかしさが増す。
(……わっ……、な、うそ……)
 だが、それを意識した瞬間、体の奥が蠢いて腰が跳ねると、更にそのショーツに向かって雫が迸った。そんな反応を示す自分が信じられない。


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