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悠久の恋の果てに
【ファンタジー 官能小説】

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-3


「――っと。ごめん、昨日と同じく電話会議の時間だ。
後で部の方に返事を聞きに行くよ」

え・・・
それはそれで嫌。なんですけどっ。

「じゃぁ」
「あ・・・」

私が止める間もなく、大久保さんは海外事業部に帰って行った。

「茜ぇ」
「大久保さんが気になるなら、彼氏と別れる。
気にならないならすっぱり断る。悩むことないでしょ?」
「・・・・」

イ、イタリアのウフィツィ美術館展は観に行きたい。
でも、大久保さんとデートは・・・
はぁ。
ため息をついてふと周りをぐるりと見渡したら
皆に思いっきり急いで目をそらされた。

注目を浴びていた訳ですね。
私は、思いっきり気が重くなって、
残りの定食は手を付けられなかった。

午後は忙しいのにな。
いつ来るんだろう。
そんなそわそわした気持でキーボードを打っていたもんだから
忙しいのにあまり仕事が進まなかった。

彼とのことも。
このままじゃいけないと分かってる。
ちゃんと分かってる。



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