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悠久の恋の果てに
【ファンタジー 官能小説】

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「中野さーん。海外の大久保くんが来てるよ」

そう私を呼んだのは私の直属の上司の半田さんだ。
2人は廊下で会ったのか
一緒に部の中に入ってきた。

もう・・・嫌。

「なに?海外の人がうちの営業事務に仕事の用事?」
半田さんは大久保さんにあっさりとそんな風に聞けば
「いいえ。明日の休みに中野さんをデートに誘ってて。
返事待ちです」
なんて笑いかける。

ぶ、部内の全員が聞き耳を立ててますから。

「え?うちの中野さんを?」
「はい」
「中野さん、確か彼氏いるよ?」

半田さん・・・・
そんな部内に響くように話さなくても。

「もうすぐ別れそうなんで。立候補してるんです」
「へ〜」

わ、私のプライベートがぁ。
なんでこんなに赤裸々に・・・

「そっか。もし彼氏と別れるなら大久保くん頑張りなよ」
「もちろん、半田さんのお仕事の邪魔になるような付き合いはしないので」
「うん。その辺は大久保くんだから安心してる。
今までの彼氏は、仕事が忙しい時でも待ち合わせ6時とか平気で言うからね」
「そうなんですね。その点はご心配なく」

って・・・
私のプライベートをそんなに2人が決めなくても!

ちょっとムッとして聞いていれば
周りの部員達も同じく聞いているようだった。



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