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こだわり
【フェチ/マニア 官能小説】

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家出娘-4

弥生は絶頂の余韻が少し落ち着くと、ふとんの上であぐらをかいた岡田透のぺニスを這いつくばって勃起するまでしゃぶった。

弥生も綾が岡田透に夜中にそっとキスした話を聞いて興奮していた。好きな人が寝てる間に恥ずかしいからわからないようにキスをした綾の気持ちを思い浮かべると、胸の奥がきゅんと切なくなる。

弥生は岡田透に会うまではフェラチオはあまり好きではなかった。自分の口を道具みたいに使われているような気がしたのだ。
岡田透が弥生を何度も気持ちよくさせてくれて、優しく抱きしめたりキスをしてくれる。
弥生も岡田透を気持ちよくしてあげたいと思うようになっていき、フェラチオで岡田透が勃起して、快感の声や息づかいが乱れていくのがわかるとうれしいと思えるようになっていった。

弥生の舌が先端のえらの裏まで丹念に舐めまわし、頬をすぼめて吸い、頭部を揺らしながら一生懸命に愛撫する姿は艶かしく岡田透の心をくすぐる。

「ふっ、んっ、んくっ、んんっ、むっ、ふぐっ……」
弥生が小さな声を洩らしながら、唾液を口にためて、じゅぷっじゅぷっじゅぷっ、と卑猥な湿った水音をさせて岡田透に快感を与えてくる。
ぺニスの根元を扱きながら先端から中ほどまでを口に含んで弥生がフェラチオを続けた。

「弥生、このまま口に出ちゃいそうだ」
「ふぁっ……岡田さん、出していいよぉ、んんっ、むぐっ、んっ、ふっ、んんんっ……」
弥生の上下の手の扱きが激しくなり、先端を口に含んで弥生が岡田透の絶頂を待つ。
どくっ、どぴゅっ、どびゅっっ!
弥生のやんわりと握ったぺニスが脈打ち、先端がふくらんだ感じがして口の中にザーメンが放たれた。

弥生はそのまま岡田透のザーメンをこくっこくっと喉を小さく鳴らして飲み込んだ。
「きっとおなかの中で精子が泳いでるね。おどりぐいみたいじゃない?」
弥生が微笑しながらそう言った。

(弥生の体に入った俺の精液が吸収されて、それで弥生の体になるってことは、弥生は俺の精液で体ができてるのか……)
岡田透がそんなことを考えている。すると弥生が「岡田さん何を考えてるの?」と聞いてきたので岡田透は思ったことを話してみた。

「ふふっ、そうかもね。岡田さんで私はできてるのかも。なんかいつでも一緒みたいでうれしいな」
弥生に言われて岡田透はなんだか照れくさくなった。

「ただいま」
綾が学校から帰宅した。
「おかえり、綾ちゃん」
弥生が夕食を作っている。綾が部屋の中を見渡す。
「弥生さん、岡田さんは?」
「これ」
「えええええっ?」
弥生が肉じゃがを作っている鍋を指さした。

「ただいまー、ってどうした?」
煙草を切らして買いに行ってきた岡田透が制服姿の床にへたりこんでいる綾の前に手をさしのべた。

「ふぇぇっ、岡田さん、無事だったんだねっ」
岡田透の手にしがみついて、綾がぽろぽろと泣いているので、弥生に事情を聞いた。

「なるほど、俺が肉じゃがにされたと思ったわけか。それは気をつけないとな」
「信じると思わなかったの。綾ちゃんごめんね」

(まだまだガキだな、こいつ)
岡田透のことが弥生がとてつもなく好きすぎて、思いあまって肉じゃがの材料にしたなんて話を綾が信じて泣いているのを見て岡田透は苦笑していた。

たしかにニュースでは痴情のもつれから殺したり殺されたりしている事件が報道されていた。それで綾はありえると思い込んだようだ。

「もし大災害とかで食べ物がなくなって三人しかいなくなったら、誰が一番おいしそうだと思う?」
「弥生だな。綾はスープのだしにしたらおいしいかもしれないが」
岡田透がそういって肉じゃがを頬ばる。

「綾ちゃん、そうなったら二人で岡田さんを分けて食べましょう」
「うん」
岡田透はそれを聞いて「二人に食われるならあきらめる」と笑っていた。
(岡田さんのおちんちんのウインナー)
綾が思わず思い浮かべて顔を赤らめた。

岡田透はリビングのソファーをベットがわりにして、寝てしまった。
(私のいない間に、岡田さんと弥生さん、エッチなことしてたんだろうな……)
綾の隣で弥生は穏やかな寝息をたててぐっすりと眠っている。

「んっ、はぁ、はぁ、んあっ、んんっ……」
綾は声を必死に出さないように我慢しながら、目を閉じて眉をよせて、小さなわれ目をまさぐっていた。
綾は虐待されて、まだ幼いうちから愛撫されて快感を知っていた。それだけムラムラとしてしまって想像すると、オナニーしなければ寝つけそうになかった。

岡田透は耳をすまして、綾のわずかな喘ぎ声を聞いていた。昼間、弥生に抜いてもらったのにまた勃起してしまう。

(岡田さん、気持ちいい?)
綾は自分の乳房を揉んだり、敏感なクリトリスを弄りながら、岡田透にフェラチオする自分の姿を想像していた。

綾は岡田透に中出しされたとき、オナニーとはちがう快感の虜になってしまった。膣奥を突かれ、押しつけられて放たれながら絶頂させられてしまう愉悦と陶酔と、余韻の中で中から愛液まじりの精液がとろとろと吐きだされて流れていく感じは想像以上だった。

十九歳になった綾は中出しをされて頭の中が真っ白になって脱力している。岡田透が綾のしなやかな美脚を軽く撫でると、綾はそれだけで、またびくっと反応した。綾は全身が敏感になってしまっていた。

綾の十九歳の誕生日に、弥生は岡田透に「綾ちゃんと二人で旅行デートに行ってらっしゃい」と言った。綾は岡田透が温泉旅館についてから、弥生があとから来ないことを知ったのだった。

「おかえりー」
「弥生さん、ただいま」
綾が帰ってくると弥生に抱きついた。
「どうしたの?」
岡田透が綾に手加減なしでやらかしたのかと思い、心配して綾に声をかけた。
「……弥生さん、ありがとう」
綾がそう言うと弥生は綾の頭を優しく撫でた。




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