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夜羽球の会
【調教 官能小説】

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入会前-3

 もうその日のことはこの会話しか覚えていない。何を飲んだのか、何を食べたのか、何時に下宿に戻ったのか、何一つ覚えていない。数日間は混乱と疑念と妙な期待感でいっぱいだった。今では半信半疑ではあるものの、もしかしたらあの話は本当なのかもしれないという思いで胸を膨らませている。
 騙されている可能性は当然あるわけだが、タツミも性欲旺盛な年頃である。美人の女の人を万が一にも言いなりにできるかもしれないとなると、嫌がおうにも胸が期待してしまう。
 確かにどうしても腑に落ちないことはある。その女の人は、なぜそのようなシステムを受け入れているのか。仮に序列制に納得していたとしても、どう考えても女の人ははめられていることに気付くような状況だと思う。それでもなお会に在籍しているというのだから、これはもう、適当にでっち上げられた嘘話であるか、女の人が相当にバカなのか、あるいは、もしかすればその状況事態を望んだのが本人なのか、そのいずれかしかないだろう。

 どうにもすっきりとはしないが、結局、タツミは先輩たちの話を信用し、高校3年の秋以来封印していたバドミントンラケットを背負って体育館へと向かうことにした。時計を見ると22時50分を指している。予定時刻の10分前。ちょうど良い時刻だろう。タツミはバクバクと鳴っている胸を手で何回かさすると、本当だったときのための期待感と、騙されたときのための疑心を最大にして、ゆっくりと体育館に入っていった。





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