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花の咲くころ
【女性向け 官能小説】

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「言うだけは言うよ。俺がいないとお前たちのデートも心配だしな!」

――そこ?
相変わらずの雅哉先輩のシスコンぶりに笑いが抑えられない。

「花。やっと大笑いしたな」

え?

「楠さんは今大きいプロジェクトにかかわってる。
これを成功させて、新田部長は3人の主任試験に文句を付けられなくさせたいんだろう」

そうなんだ・・・・

「分かってやれ。はな」
「うん」

寂しいけど。泣きごとを言える立場じゃない。
あたしは、駿ちゃんにとってただの同居相手だから。
夢ちゃんを忘れるための代わりだから。

「今日はありがとうございました」
「また会おうね!花ちゃん先輩!」

奈央もいい子だ。
何だかんだ言って、雅哉先輩がデートに来るのを容認してる。
今日もあたしが突然参加してもにっこり受け入れてくれた。

そんな事を考えながら
軽く酔って家に帰ると、駿ちゃんは帰宅していた。

あれ?今日は早いな。

そう思ってリビングに入ると
駿ちゃんはブスッとあからさまに機嫌が悪くソファーに座っていた。

え?何?
なんか仕事でまずい事でもあったの?

触らぬ神にたたりなしだ。
あたしは「ただいま」とそれだけ言って
お風呂場に逃げ込んだ。



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