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花の咲くころ
【女性向け 官能小説】

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「あの。こんなものしか出来ませんでしたが」
と、冷蔵庫のモノで料理を作れば
「すげっ!花ちゃん、料理うまいね。マジで」
と山田さんが絶賛してくれた。
「山田が花ちゃんなんて呼ぶな!」
「はぁ〜?イヤだね。男のヤキモチは」
とため息をつく。

本当に仲がいいみたいで、なんだかあたしまで楽しくなる。

「さ。仕事の話はやめようぜ。ごめんね花ちゃん」
「いえ。あたしにかまわずどーぞ」
「いや。せっかく花ちゃんが楠に会いに来てるのに、ごめんね。
花ちゃんが来てない時に話すからいいよ」
「・・・・」
「・・・・」

野口さんが言った言葉にあたしと駿ちゃんが黙り込んだ。

「え?え?なに?」

そんなあたしたちを見て野口さんが焦るけど
「はは〜ん」
と山田さんはピンと来たようで。

「楠。花ちゃん、遊びに来たんじゃなくて同棲してんだろ?」

と、言いあてた。

「え!マジで!楠が?」

野口さん。必要以上に驚かなくていいです・・・

「だって、野口が花ちゃんが来てない時って言ったら
2人とも困った顔しただろ。
花ちゃんはこの部屋にずっといるってことだよな?」

山田さん。勝ち誇った顔しなくていいですから。

「えええ〜。マジかよっっ!俺彼女もいないのに!」

野口さん、そこなの?
駿ちゃんは開き直ったのか「羨ましいだろ!」とニカッと笑って
ビールをあおった。



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