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陶然とした眩暈の果てに
【近親相姦 官能小説】

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自宅警備員-16

(この家で俺だけが部外者だ)
彼は孤独に叫び出したくなる。
だが、孤独は早織、舞も感じていた。
再婚した夫は前妻の子を追い出すこともなく、口では厳しいことを言っているが養っている。
どんなに前妻のことを愛していたか。
早織も舞を連れて再婚したこともあり、負担をかけている気まずさがある。
働きに出たいと言ったら反対された。
苦労するのは男だけでいいという主義らしい。
早織は最近パチンコに飽きている。
実は夫の方がパチンコ好きなので共通の趣味を維持してる感じだ。
早織は義父に気を使い、演じるように暮らしている。また同居している義父が、毎日のように義兄にわめいているのにもうんざりしていた。
高校を卒業したら家を出たいと思っている。
義兄のように部屋に隠れていられない。
疲れてしまう。
しっかりしてくれてたら、見た目は悪くないんだから甘えられるのにと、義兄のことを舞は思う。
義父に学校のことを話したり、最近の流行の曲などを義父に聞かせたりして甘えたふりをする。
母の早織に負担をかけすぎないように。
早織が年齢の離れた男性と結婚したのは、舞に金銭面で苦労をかけないように配慮したのだと思っている。
そんな母親の娘のために我が身を犠牲にしたような生き方を見ていると舞は切なくなる。

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