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陶然とした眩暈の果てに
【近親相姦 官能小説】

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自宅警備員-1

三十歳で仕事を失って宅警備歴一年の西丸隆士は、誰もいない自宅の部屋でオナニー中である。
部屋に置いてあったエロ漫画を親父に見つかり、朝から「エロ本読んで部屋にいる時代は終わったんだ、なんでわからないんだ。お前は鬼か。朝も夜も金がなければ働け!」と一方的に怒鳴りつけられた。
派遣アルバイトの少ない給料を、パチンコですってしまっていた。
パチンコで勝つとその金を持って翌日も打ちに行く。派遣アルバイトで一日六千円。
調子に乗って打ちに行くために、数日当日欠勤を続けたところ、ペナルティーで一日単位の仕事を派遣会社のホームページから予約してもメールで「残念ながらお客様のご希望にはそうことができませんでした」というメールが前日の夕方に届いていた。
というわけで、スマホで拾ったアダルト動画を再生して、ぺニスを扱いていた。
母親も専業主婦でパチンコが趣味なので、夕方五時まで西丸しか家にいない。
女子高生の妹がいるが、こちらも部活で夕方まで帰宅しない。
「はぁ、はぁ、はぁ……うぅっ!」
部屋に仰向けに寝そべって、しこしことしていた西丸が小さく呻いて、射精した。
指先と手が精液まみれになったまま、目を閉じて余韻にひたっている。
彼女はいない。デートに誘う金もない。
ネットでナンパしてみても、援助交際の女たち以外は仕事について聞いてくる。
アルバイトだと言うとそれまでデートしたいという話だったのに、話が流れてしまう。
射精のあとの余韻が落ち着いてくると眠気を感じて、タバコの残りの本数をみて躊躇するが、やはり我慢できずに火をつけた。
オナニーのあとの一服が癖になっている。
タバコを吸いながら、インスタントのアイスコーヒーを飲んでいた。砂糖を入れすぎて甘い。
大手企業を定年退職した父親は六十二歳だが、契約社員で働いている。六十五歳まで年金支給がないからである。
父親が再婚した義母の早織は三十五歳。西丸と五歳差。義妹の舞は十六歳。十九歳で生んだ娘だった。
西丸の見ているアダルト動画の内容は近親相姦ものである。
西丸は頭をかきながら、二階の自室に戻った。
高校卒業後、都内の専門学校に二年間通った。大学は落第した。漫画家になりたいと思っていた。卒業生でマンガ家になったり出版社に就職した者もいるが、大半は関係ない職についていた。
不況のせいか四年前にその専門学校は廃校している。
中学生の頃から、現実逃避したいときには絵を描いていた。
安いコピー用紙にシャーペンで猫耳のついた獣娘がアへ顔で触手に犯されているイラストを描いた。
西丸にはマンガを描く上で、致命的な弱点がある。絵のレベルはかなり上手い。ストーリーを作れない。
専門学校を卒業してすぐに工場勤めを始めた。一人暮らしをしていてパチンコとソープ孃にはまった。
借金と自堕落な生活。工場は二年間で退社。
底つきになって、パチンコ店に就職した。借金返済のために働いているような感覚。三十歳で地方転勤を命じられ、退社。ソープ通いはやめていたが、パチンコは続けていて借金はまだ残っていた。
父親に泣きついて実家に戻り、借金を肩代わりはしてもらえなかったが、弁護士費用は出してもらい自己破産した。
アルバイトの日雇い仕事が空いた日は、西丸は自宅警備の日々をすごしている。
遊びでイラストを描いているとムラムラしてきて、またオナニーしてしまった。
義妹の舞は兄の彼を軽蔑している。
義母はあきれているが、父親が息子を心配してイライラしているのにはうんざりしている。
そんな家庭でも夕食は全員で食べるというルールがあるので、西丸は父親から「エロ本読んでても何の足しになるんだ!」とわざと、義母や義妹の前で鬼の首でも取ったように言われ、箸が止まる。
「言われて嫌なら出ていけ、俺がお前なら嫌だから出ていく。なあ、金、残ってるのか、通帳見せてみろ」
また借金するんじゃないのかと父親は心配なのだと、お前がいそうろうしてなければ、年寄りが嫌みを言われながら働かなくても何とかなると八つ当たりもかねて彼に怒鳴り散らす。
屈辱と情けなさ。
しかし、父親に頼っているのは確かなので、黙って聞き流している。
義妹の舞も食事と入浴以外は最近、部屋にこもっているようになっている。
(親父を黙らせるだけの金がほしい)
部屋に逃げて、タバコをくわえた。部屋の窓を少し開けて、煙を逃がす。
父親どこれか義母と義妹の顔をまともに恥ずかしくて見れなかった。
妹の部屋をトランシーバー型の受信機の電源を入れて盗聴する。先に食事を終えた舞は、隣の部屋にいる。
パチンコで勝った金できまぐれで買ったもので、妹の部屋のコンセントの裏側に発信器が仕込んである。
十六歳の義妹は、西丸が見る限りではアイドルグループにいる芸能人よりも顔立ちはいいと思う。
最近は会話すらなく、家の中ですれちがうだけの舞。父親と義母は食事がすむと出かけて行く。二人は一円パチンコを打ちに行く。
両親が出かけていくと舞が皿洗いをするために下の階のキッチンに降りていく。
そのあと部屋に戻ってくる。西丸は盗聴は中断した。パソコンでエロゲーをする。
ヘッドフォンをつけて音声が漏れないようにする。妹や姉と関係する近親相姦もの。
一時間ほどして盗聴して舞が二階の部屋にいるのを確認して、彼もシャワーを浴びに行く。
トイレは一階と二階にあり、親たちの寝室は一階にある。舞と顔を合わせないように彼なりに気を使っているのだ。

部屋に戻り、盗聴してみる。→2ページへ
親の寝室を探索する→3ページへ



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