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LADY GUN
【推理 推理小説】

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Fall in Love-7

 「チュパッ…チュパッ…」
涼子の乳首を吸い続ける中島。涼子は中島の体に手を回し目を閉じる。
 「あん…あん…、あっ…」
不特定多数の男に何度も吸われてきた乳首。たくさんの男に開発されてきた体。そんな事を不思議と忘れてしまう涼子。風俗嬢ではない自分に気づく。
 「キスして…中島さん…。」
 「えっ?あ、はい…」
涼子は自らキスを求める。涼子は風俗の仕事で頑なにキスだけは拒んで来た。体は許しても心は許さないという女としてのプライドであった。湯島武史にレイプされて以来、その気持ちが強くなっていた。中島には心を許した証拠だ。今から行う行為は風俗嬢としてではなく瀬川涼子としてだという表れであった。
 「私の事をずっと見ていてくれた中島さんと、私はセックスしたい…」
 「瀬川さん…!」
中島は涼子をソファーに押し倒し無我夢中で唇を重ねた。背中に回された涼子の手が強く中島の体を抱きしめる。涼子は自分を好きだと言ってくれる男に抱かれる事が嬉しかった。
 「ハァハァ…」
 「ああん…!」
どんなに興奮して愛撫が荒々しくても嫌ではなかった。同じ興奮した男でもレイプとは全く違う。心を許すだけでこんなに自分が違うのだという事を教えてもらった気分だった。
 中島は涼子の胸を揉み、乳首を吸い、そして舐めた。涼子はもう愛液を溢れさせていた。そのジューシーな性器に顔を埋めはげしく吸いつく中島に涼子は完全服従を表すかのように自ら股を大きく広げる。
 「ああん…!あっ…!あっ…!」
中島の頭をかき乱し大きな声を出し喘ぐ涼子。熟れた肉体はさらなる熟成期を迎え始めたかのように燃え上がる。
 「ああん…来て…?入れて…?お願い…」
涼子の体は男を欲しがった。中島の堅くて逞しい男の分身を激しく求めた。悩ましい表情と潤んだ瞳で中島を見つめ誘う。
 「瀬川さん…!」
中島が涼子の体に乗りかかる。嬉しい重みが涼子に伝わる。唇を重ねたまま涼子の体に男が挿入された。
 「んんん…!」
キスで押し殺される喘ぎ声。息苦しささえも幸せに感じた。
 「ハァハァ…瀬川さん…!」
 「ああん…!」
湯島武史も風俗での客も中島と同じ様に興奮して自分の体に乗って来た。顔にかかる息が物凄く嫌だった。しかし今は違う。吉田のかかる息に興奮する。自分にむしゃぶりつくようにセックスしてくる中島に興奮する。涼子はようやく湯島にかけられた呪縛から開放されたような気がした。涼子の目から涙がこぼれる。中島とセックスしていた間、ずっと涙がこぼれていた。凄く幸せだ。幸せ過ぎる。しかし中島からの幸せを受け入れてはいけない現実が悲しくもあった。涼子の涙は切ない色をしていた。


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