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冥土の土産
【SF 官能小説】

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ミサオ-1

「海野君、ちゃんと遊ばないならもう良いよ。帰ってよ」
 三つ編みを両側に垂らした目の大きな子が俺に言った。俺は思い出すのに一瞬間があった。そうだ、この子は加藤という子だ。下の名前は分からない。ねえ、そんなに怒るなよ。そう言いながら俺はその子に抱きついて行った。
「あっ、何するの? 海野ったら、やめて」
 加藤、お前の名前はなんて言ったっけ? えっ、ミサオ? ミサオちゃんよく見ろよ。部屋の真ん中でミサオちゃんと俺が喧嘩してるよ。
「あっ、本当だ。わたしたち増えてる。なんなの、これ? 気持悪い」
 部屋の隅で俺はミサオに抱きついたままもう一組の自分たちを眺めていた。
『分かったよ。それじゃあ、帰るよ。ちぇっ、自分で遊ぼうって誘ったくせに』
『海野なんか大っ嫌い。折角1人で留守番するの嫌だから来て貰ったのに。お菓子だって用意してたんだから食べさせてあげない』
『いらねえよ、そんなもの』
『馬鹿、海野の馬鹿!』
 俺が出て行った後、ミサオは部屋の真ん中でうつ伏せになって泣き出した。イチゴ柄のパンツが剥き出しになっていた。そして玄関から俺が出て行く音がした。
 俺はミサオに言った。お前のパンツはイチゴの模様なんだな。
「馬鹿。どこ見てんの。エッチ。ねえ、どっちが本物の私たちなの?」
 俺は言った。セミの抜け殻って知ってるか? あっちが本物でこっちは抜け殻なんだよ。だから抜け殻が何をしても誰にも怒られないんだ。だから悪いことしても良いんだよ。
「悪いことって?」
 大人の真似してチューしようよ。ほら顔近づけて。すると簡単にミサオは口を突き出してタコのような顔になった。俺も真似してタコ同士チューをした。チュー、チューって音を立てて何度も繰り返した。
「私ね。海野と本当は喧嘩したくなかったの。だって1人で留守番するの嫌なんだもの」
 そうだね。ミサオ、だからこうやって仲良くしようよ。次はベロチューしよう。
「ベロチューって何?」
 ベロ出して。こうやってベロ同士なめなめし合うんだ。笑うなよ。汚くないって。じゃあ、口をくっつけたまま中でベロ同士レスリングしようよ。
「うも……むもむも……もご……むは……苦しい」
 馬鹿だな。鼻で息をするんだよ。じゃあ、今度は逆さチューしよう。俺はミサオを寝かせて頭の上の方から顔を近づけた。まず目と目をくっつけた。そして鼻の頭と鼻の頭をくっつけた。そして口と口を……。
「何?逆さチューって? あれれこれじゃあ顔見えないよ。首から下しか見えない」
 そうだな。でもちょっと変ってて新鮮な感じだったろう。今度はこのままもっと下の方に顔を近づけるんだよ。俺はミサオのペッタンコの胸からお臍の辺りへと顔をずらして行った。そして捲くれ上がったスカートの下のパンツにまで顔を近づけた。
「海野のズボンの方に顔が近づいたよ。どうすんの? えっまさかチンポに?」
 俺は前のチャックを開けてチンポを出した。まだ発達してないけど舐められたら気持ちは良いだろう。そしてミサオのパンツをずらした。
「あっ、何……やめて。お母さんがここ見せちゃいけないって……」
 忘れたの? 俺たち抜け殻だよ。何をしても怒られないし、しても良いんだ。っていうか、しなきゃ駄目なんだ。するために俺たちここにいるんだから。
「だってオマンコは…・・・あっ、な……舐めてる。きゃっ、変だよぉ。きゃっ、チンポ顔にくっつけないで。えっ、俺のチンポしゃぶれって? 嫌だよぉぉ。きたないよ」
 そうか、じゃあ俺がお前のオマンコをベロチューしてやる。ほらほら。俺はわざと水っぽい音を立ててミサオの幼い性器をしゃぶりまくった。
 そうしながらチンポをミサオの口の周辺にひっつけた。ミサオは顔を左右に振ってそれをよけようとする。でもかえってチンポは顔全体に触れることになる。
 そのうちミサオは感じ始めたらしい。股を大きく開いて腰をくねくね動かし始めた。
「なんか気持ち良い。いやらしいけど気持ち良い。ミサオ、海野のチンポも舐めてやろうか?」
 ああ、ぜひやってくれ。俺も気持ちよくなりたいから。するとミサオは俺の真似をしてわざと水っぽい音を立てて俺のをしゃぶり始めた。ズルル……シャボッ……ジュルル。
 ああ、良い気持ちだ。俺の体はこの頃はまだ未熟だが、脳は成熟した快感を知っている。だから射精はしなくても俺は脳の段階で最高潮を味わった。すると体が震えて痙攣する。俺はミサオと同じ向きに体を直した。少しチンポが勃起している。なんとか挿入できないだろうか?
「えっ、今度何する積り? 海野、そんなところにチンポ入れる積り?」
 うん、チンポはオマンコに入れるもんなんだ。こうやってすっぽり嵌めるようになってるんだ。
「知らなかった。あっ、ちょっと痛い。オシッコ漏れそう」
 良いよ。俺もするから、お前もオシッコしろよ。誰にも怒られないからさ」
 そして俺たち2人は性器を嵌めたままオシッコをした。股間が生暖かい水で洗われて変な快感が走った。そして俺のチンポが溢れる尿で膣から飛び出て外れた。
 俺はミサオに言った。ミサオ、最期にお互いの裸を見せやっこしよう。全部脱いで裸で抱き合うんだ。本物の俺たちは喧嘩して、その後口も利かず会うこともなかったけど、せめて抜け殻同士は仲良くしよう。結婚式だ。チャン、チャチャチャーーン♪
「あっ、なんだか海野が薄くなって消えて行くよ」
 そうなんだ。俺たちの物語はここで終わるんだ。それじゃあ、また……はもうないんだったっけ。
「海野、海野……どこに行ったの……海……」



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