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カウントダウン
【女性向け 官能小説】

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-5


お母さんも働いている蒼くんの家は
昼間は誰もいないらしく、私は2回目のお邪魔をする。

蒼くんの部屋でキスをして
蒼くんの手が服の中から私の胸を触る。

「ね」
「ん〜?」

キスに夢中になっている蒼くんは
私の問いかけにも上の空だ。

「この部屋ってさ?何人の女の子が服を脱いだの?」

しずかな声でそう言えば
ハタとおっぱいを触っていた手を止め
服から引き抜いた。

じっと私の目を見て
「この部屋で俺に抱かれるのいやだ?」
と、視線を外さずに聞いた。

「蒼くんは気になる?」
「・・・・ごめん。ならない。目の前にいるのは、里香だから」

ちょっぴりへこんだ蒼くんに濃厚なキスをした後
「私も気にならないよ。だから―――
蒼くんも私のファーストキスの相手は気にしないで。
もうあいつにその話はさせないから」

と言ったら、そのまま噛みつくようなキスをされた。
「里香」
愛しそうに呼ぶ声は
カウントだろうと、この瞬間は私のモノ。

身体中を優しくさする手は
カウントだろうと、この瞬間は私のモノ。

キスをしながら私の舌を探し求める舌は
カウントだろうと、この瞬間は私のモノ。

私たちはお互いにトラウマになった16歳の心を
修復してる。

「そう・・・く・・・んっっ・・・ぁ」

傷の舐め合いだと言われてもいい。
あの時から抜け出せない何かを、今この瞬間で追い求める。

「ふぁぁ・・・ぁぁぁ」

私の中に入ってくる指は
大事なものを扱うように奥の方まで探る。
いやらしい水音は、まるで聞かれる事を望んでいたかのように
次第に大きくなる。

「んん・・・・ぁぁ」
「里香」






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