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LADY GUN
【推理 推理小説】

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先輩は正しかった。-5

 今度はクンニで2回目のエクスタシーに達した若菜。体をゆっくりと起こし俊介の股間に顔を埋めた。
 「ああ…」
猫のように体を丸めて俊介のペニスにしゃぶりつく若菜。涎を溜めてゆっくりと頭を動かす。
 「チュパッ…チュパッ…」
唇が優しく竿を包み込む。そして口の中では常に舌をペニスに這わせる。
 「ああ…気持ちいい…」
頭を撫でられた若菜は幸せな気分になる。ペニスを口から出し反り帰った竿の裏に舌を往復させる。
 「ああ…!」
ペニスがビクン、ビクンと反応する。裏筋の密集地帯を舐めるとより激しく反応した。そして亀頭を舐め回す。ロリポップを舐めるかのような若菜の口元に俊介は興奮する。もしかしたら静香よりも上手いかもしれない。それはそうだ。若菜はどれだけAVでフェラチオを研究したか分からない。それに棒状の物…、特にバナナで何回練習した事か…。その成果が出た。
 亀頭を舐めるテクニックは絶品だった。俊介は思わず口にした。
 「ああ、凄い…、チンポの芯から熱くなる…。」
そう言って立ち上がった。そして目の前に差し出されたペニスを握り、若菜は再びくわえ込む。若菜は男の足元に座りフェラチオするのが好きだった。その男に尽くしているという感じが好きなのだ。勿論誰でもいい訳ではない。若菜は決して恋心を口にする訳にはいかなかったが、俊介の足元に跪き尽くす自分が幸せだった。
 ゆっくりと視線を俊介に向けると少し照れた俊介が可笑しかった。舌を動かすと感じる顔が嬉しかった。たとえ左手の薬指にある指輪が自分の為に作られた物でなかろうと、若菜は幸せを感じた。
 (俊介さんはきっと先輩としてるつもりで私を抱くんだろうな…。でも構わない。それでいい…。)
そう思った瞬間、俊介が若菜の髪を撫でながら言った。
 「若菜ちゃん、巧いよ…?凄く気持ちいい…。」
ちゃんと自分の目を見て自分の名前を呼んでくれた。若菜はそれだけで幸せになった。そして自分でも思いがけない言葉を口にしてしまう。
 「先輩とどっちが気持ちいい…?」
どうしてそんな事を聞いてしまったのか分からない。しかし気付いた時には口にしてしまった。
 「比べらんないよ。でも物凄く気持ちいいよ。」
答えなど何でも良かった。若菜はとっさに謝った。
 「ごめんなさい…。」
俊介はニコッと笑ってくれた。若菜もつられて笑った。
 すると俊介がベッドに仰向けになる。経験が浅い若菜でも俊介が何を求めているのかすぐに分かった。
 (し、シックスナイン…)
AVで見ていてもいつも恥ずかしかった。お互いの性器を舐め合うあの姿がどうしても卑猥に思えてならなかった。しかもアナルをじっくりと見られてしまう。あんな恥ずかしい場所を男性の目の前におっぴろげるなんて恥ずかしくて仕方なかった。
 戸惑う若菜に俊介が言う。
 「来なよ、若菜ちゃん。」
 「う、うん…」
たどたどしく体を移動する若菜。何とか俊介の顔の上に跨がった。すると直ぐに腰を抑えられ引き寄せられた。
 「あん…!」
俊介は早くも舐め始めた。
 「あっ、ち、ちょっと…ああん!」
上半身が崩れる。すると顔の前にはペニスがあった。若菜はとっさに左肘をベッドに着き、右手でペニスを握った。容赦なく舐めて来る俊介に顔を快感に歪めながら右手をシコシコと動かした。
 「ああん…」
若菜は顔を寄せ亀頭に唇をつけゆっくりとペニスをくわえる。そして頭を動かし始めた。舐められる快感としゃぶる幸せが入り混ざり何とも言えない感覚だった。
 (わ、私…シックスナインしてる…)
物凄く恥ずかしい行為をしているように思えた。ふと鏡を見るとシックスナインをしている自分の姿が見える。まるで熱湯をかけられたように全身が熱くなる程の恥ずかしさを感じた。しかし夢中で舐めてくる俊介につられて若菜はいつの間にかジュポジュポと音を立ててペニスをしゃぶっていた。
 「んん…!んん…!」
口をペニスで塞がれ喘ぎ声がこもる感じが何となくいやらしく感じる。
 (お尻の穴、見てるのかな…)
それだけが気になってしまう。頭を必死で振っていると俊介の様子がおかしくなった。腰をモゾモゾと動かし、一段と激しく舐め始まった。
 「ペチョペチョペチョペチョ!あっ…く…、だ、ダメだ!」
 「えっ…?んんっ…!」
口の中にくわえたペニスが脈打った瞬間、勢い良く精子がドピュッと飛び出した。
 「ああ…!ああ…っく!!」
若菜の口の中にドクドクと放出される俊介の精子。精子初体験の若菜には強烈な味覚が苦しみを与える。若菜は顔を歪ませる。
 (不味い…。に、苦い!!き、気持ち悪い…!)
吐き気を感じた。しかし口の中に溜まった精子をどうしていいかわからずじっとしていた。やがて萎え始まったペニス。若菜はゆっくりと口を離す。
 「ご、ごめん…!き、急に…」
身体を抜き若菜の顔を見る俊介。若菜の目は涙目だった。辛い。今すぐ吐き出したかったが、俊介の顔を見た瞬間、不思議な気持ちになった。若菜はなんとか精子を飲み込んだのであった。
 「ゴックン…」
 「!?だ、大丈夫か!?」
心配する俊介。飲み込んだ後、少し俯いていたが、ゆっくりと顔を上げて微笑しながら言った。
 「平気だよ…?全然平気…。」
しかし涙目だ。誰が見ても強がっているのが分かる。俊介はそんな若菜を抱きしめずにはいられなかった。
 「若菜ちゃん…!」
抱きしめられた若菜は幸せを感じた。
 (気持ち悪いよ〜!不味いよ〜!でも、青汁みたいなもんかな…。不味い、もう一杯!みたいな。あ〜ん、なんか幸せ…。)
吐きそうな状態で我ながら上手い事言ったなと思った若菜。きっと俊介のだから飲めたんだな…、そう感じた。


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