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キスマーク
【女性向け 官能小説】

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☆☆☆☆-5

ふふふ。
しずか。
全くわがままなんだから。

自信満々な振りして。
イケメンだって自覚してる振りして。

なにやってんだか。

私はよいしょと、しずかの膝の上に向かい合わせで乗った。
ネクタイをクイッと引き寄せ
顔をこれでもかってぐらいに近づけて

「私も好き。仕事に一生懸命なしずかが好き。
ヤキモチ妬きのしずかが好き。
我儘なしずかが好き。俺様なしずかが好き。
キスマーク付けまくりのしずかが好き」

そう言いながら
キスを繰り返した。

角度を変え何回もキスをする。
そのたびにネクタイを引っ張ってやる。

首とネクタイの結び目の間に指を入れ
ネクタイを緩める。

ボタンを2つ外して鎖骨の下に吸いついた。

くそっ。
なかなかつかないもんだな。

結構強く吸ってるのに
しずかの肌にキスマークは薄くしかつかない。

そんな私の行動をクスクス笑いながら見ている。

「へたくそ」

そんな言葉に負けるもんかと
思いっきり強く吸えば
やっとなんとなく赤くシルシが付いた。

キスマーク付けるの疲れるじゃん!

「愛が足りねぇんだよ」

そう言うと、私の服を脱がせ胸の上にあっという間に
濃いキスマークを付ける。

「肺活量が多いだけでしょ」
「これって肺活量かぁ?吸ってんだぞ?」

クスクス笑うしずかは機嫌がよさそう。

「肺活量だよ」
「愛だろ」
「肺活量だよ」
「愛だろ」

お前の愛が足りないと言われてムッとする。

「じゃぁ、しずかは私の事そんなに愛しちゃってるんだ?」
そんな風にからかえば

「そうだよ」
なんて真顔で返してくる。




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