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キスマーク
【女性向け 官能小説】

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☆☆☆☆-4

「ストーカーだと思われようといい」
いいんだっっ!
「束縛野郎だと思われてもいい」
いいんだっっ!
「過保護だと思ってくれて構わない」
構わないんだっっ!

「俺が優衣を真剣に好きだって分かってほしい。
優衣を真剣に心配してるって分かってほしい。
マジで他の男にお持ち帰りされるとか許さないから」
「・・・・」

「とにかく。セミナーの生意気な女講師と
酒に弱い優衣のギャップにやられた」

はぁ・・・

「生意気な女の弱い面を心配で守ってやりたいと思った」

はぁ?そこ?
でも。4杯だったら『弱い』ってほどのギャップになるかなぁ?

「行きずりとか、そんな気持ちで近づいたんじゃないし
行きずりにするつもりもなかった。
もしかしたら、記憶は翌朝残ってないかも、と思っても抱いた。
多少の罪悪感はあるけど、合意の上だ。無理やりじゃないぞ。」

うん。なんとなく思い出したかも。
私もこの男に抱かれてもいいと思ったんだ。

「あの時、どうしても俺のモノにしたかった」

うん。

「キスマークをやたらと付けたのは、俺が知らない所で優衣が酔っても
他の男にお持ち帰りされないように」

うん。
でも、私お持ち帰りされたことないけどね・・?

「マーキングだと思ってくれて構わない」

えばるなっっ!

「―――って今日こそはちゃんと言おうと思ってたのに。
お前は柳下と仲良さそうに・・・・」



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