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カウントダウン
【女性向け 官能小説】

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今日も昼休みにカフェで女の子が
蒼くんと別れて泣いていたっけ。

蒼くんは相変わらず優しいらしい。
それに勘違いしちゃうんだよね。
蒼くんは「みんなに」優しいんだ。

そんな話を聞いて、なんとなく後味が悪くなった夜。
久しぶりに内部組での飲み会に参加した。
この飲み会は蒼くんはめったに参加しないから
私も安心して友達と参加しちゃったんだ。

軽く酔い始め
13歳で出会った私たちが21歳でお酒を一緒に飲んでいるなんて
不思議な感覚でいたら
ファーストキスの元カレが目の前に座った。

「里香、久しぶり」
「久しぶり。元気?」
「まーな」
「俺、教育実習で高校に行くんだぜ。まぁ大学と同じ敷地内だけどさ」
「え!あんた教師になるの?」

ビックリだよ。
生徒が心配!

「俺たちがキスした場所。久しぶりに行ってみるから。
どんなになってるかメールするよ」
そんな言葉に
「ばっかじゃないの!」
と、笑って答えた。
まぁ周りに聞こえたとしても
私たちが付き合っていたのは皆知っていたし
周りの男の子たちも
「おぉ?未練かぁぁぁ〜?」
なんてからかってる。

そんな時、ドサっと私の隣に誰かが座った。

え―――?蒼くん?

「こんばんは。古川さん」
「こん・・・ばん・・は」

今まで蒼くんがこの飲み会に参加しても
絶対に私に話しかけてこなかったのに。

「なに?蒼と里香、知り合い?」

蒼くんが私に話しかけた事がよっぽど意外だったらしく
周りが興味深々に聞いた。

「中3の時に文化祭実行委員で一緒だったんだ」







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