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困った子
【熟女/人妻 官能小説】

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困った子-4

 誠が私の布団に入ってきたのはそれから間もなくのことである。子供の頃とは意味合いが違うことは誠も感じていたことと思う。

「おねえちゃん……」
掠れたような潜めた声である。
「おいで。まこちゃん」
布団に横になっていた私は夏掛けをはだけてスペースをあけた。
 すんなり入ってきたものの、仰向けに寝て、顔は上を向いたままである。表情には緊張が見える。心持ち私との距離を空けているのは『意識』の表われだろう。以前のようにすり寄ってはこられない年齢になったということだ。

「静かに話そうね」
義父の部屋は台所を挟んだ奥の間だが広い家ではない。
「前は一緒に寝たね」
「うん……」
「もう一緒はいや?」
「いやじゃないけど……」
「子供じゃないもんね」
「……うん……」
誠の返事には様々な想いが含まれているような気がした。

「さっきも言ったけど、おねえちゃん、ちょっと淋しいんだよ」
誠は黙っていた。
「二人の時は寝てくれる?」
こんな機会は滅多にないのだが、誠の気持ちを確かめてみたかった。眉根を寄せて表情がかすかに歪んだ。

「いいけど……おにいちゃんが……」
(へえ……)
その言葉の裏には兄への遠慮だけでなく、私たち『夫婦』に対する貞節をも含んだものだと思った。つまり、誠は私を『女』として見ていることになる。だが私は話を深く掘り下げることはしなかった。
「おにいちゃんには内緒。いい?まこちゃんは私の弟。可愛い弟。いいでしょ?」
誠は目を向けて笑った。

 誠が横向きになり、肩に手をかけると抱きついてきた。その手が背中に回って力が加わった時、私の『女』が蠢き始めた。自制心は崩れてはいない。が、少々の快楽に浸りたかった。
「まこちゃん、大きくなったね。こうして抱っこしてるとよくわかる」
「おねえちゃん、柔らかいね」
「太ってきた?」
「ううん、気持ちいい」
言いながらその手が背中をさする。けっこう背中には性感帯がある。誠は感触を味わっているだけで愛撫をしているわけではないのだが、快感が断続的に走って蜜が絞り出されてくる。

「触っていいよ。いろんなとこ……」
誠の息が弾み出した。
 背中の手がそろそろと移動してお尻の形を確かめるように這っていき、やさしく揉み上げる。
(あ……)
胸に触れてくると思っていたので意外だった。関心が下半身に向いているのだ。私もそうだ。まこちゃんのおちんちん。
(どうなっている?)

 私の手が動きだした。彼と同じように背中をさすり、尻を撫で、
「ほんと、大きくなって」
太ももの外側からさりげなく股間に入った。
「あ」
咄嗟に腰を引く誠。硬いものが指に触れて、私は逃さず掴んだ。
「あ、おねえちゃん」
「いいのよ。わかってるから」
(まこちゃんの、おちんちん……)
立派に勃起している。

「硬くなってるね」
形を探って先っぽの丸みを摘んだ。
「あ、だめ……」
「感じちゃう?」
「出ちゃう……」
「初めて出たのはいつ?」
私は起き上がった。

「去年……」
「そう。それから時々自分で出すんでしょ?」
誠は唇を噛んで目で頷いた。
「そのままじっとしててね。おねえちゃんが見てあげる」
「え?」
びっくりして起き上がろうとするのを軽く押しつけて、
「動かないで」
私の気持ちの勢いは止まらなかった。

パジャマを下ろしながら笑いかけてはいたが、私の昂奮は相当なものだった。
「おねえちゃんだからいいでしょ?」
「ああ、おねえちゃん……」
悦びとも怯えともとれる、まるで泣きそうな顔である。

(まあ……)
茹で上がったみたいに真っ赤な亀頭がピクピクと頭をもたげている。
 細いけど、青い血管が浮き出てなかなか逞しい。皮も完全に剥けている。大人の形状である。この年齢の男子のことはよくわからないけど、十五歳である。
(すごいんじゃない?)
もっと幼いペニスを想像していた。体が大きくなったとはいえ初対面のあどけないイメージを考えると驚きであった。

「おねえちゃん、まこちゃんの全部を知りたいの」
見上げる誠の目は縋るような、また、訴えるように潤んでいる。
 ペニスの幹を握ると脈動が伝わってくる。
(硬いわ)
敏感な部分は避けて根元を掴んでいる。まだ成長過程だろうけど、筋金が入ったように雄々しいペニスだ。
(若さだわ……)

 握った手を一扱きした。
「あ!だめ!」
「しっ、静かに」
「だって……」
「出ちゃう?」
「うん……」
「出してあげようか?」
誠は言い淀んでから、
「おねえちゃん……好き……」
言ったとたん、握ったペニスがさらに漲った。

「声を出しちゃだめよ」
ゆっくり扱いた。踏ん張ったように顔が赤くなっていく。その様子から間もなく射精するとわかった。
 いったん手を離し、
「可愛いから、してあげる」
ふたたび握っていきなり口に含んだ。
「うぐ……」
少年には強烈な刺激であったろう。ほどなく全身を戦かせ、言いつけを守って声を呑み込みながら誠は噴出した。


 その後、誠は高校生となり、さらに大学へ進学したが、その間、一度も二人で寝る機会はなかった。ただ、束の間の接触は何度かあった。
 夕食の支度が整って、
「誠は勉強か?」
「私、呼んできます」
部屋へ行き、
「まこちゃん、ごはん……いらしゃい」
「おねえちゃん……」
誠はペニスを引き出し、待ちわびた笑顔を見せながら弱々しく立ち上がる。膝をついて咥え、扱きながら強烈なフェラ。
「出る……」
その瞬間口を離すと誠が用意したタオルで亀頭を包んで一気に放出させる。体を震わせて快感に耐える誠。
 喜びの顔が恍惚となって私に無言の感謝を伝えていた。


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