投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

鳳学院の秘密
【学園物 官能小説】

鳳学院の秘密の最初へ 鳳学院の秘密 133 鳳学院の秘密 135 鳳学院の秘密の最後へ

第6章 狂宴-20

 思わずあげた叫びも、男の動きを止めるには至らなかった。巨漢は白い身体を安々と組み敷くと、主の命令通り襲いかかった。
 「あはぁんっ!」
 悦楽の喘ぎが切なく響き、金髪娘は悶え始めた。男は彼女の両腿を抱えると、股の間に顔を埋め、陰部を口で責め始める。ちゅくちゅくと、犬が水を舐める様ないやらしい音が漏れ、男の腕の中で白い身体が何度も跳ねあがる。
 仰向けに横たわった彼女の顔は、逆さ向きで私の眼前に迫っていた。その表情は蕩けて歪み、性の法悦に完全に身を任せていた。美しい瞳は宙を彷徨い、ただ与えられる快楽に翻弄され、何も映していなかった。
 「橘さん、しっかりして、自分の意思を取り戻して!」
 「無駄ですよ、そいつらは私の声しか聞きません」
 それでも構わず、私は叫び続けた。
 「しっかりして!真実を報道するんじゃなかったの。貴方は、貴方はこんなことを許す人じゃないはずよ!」
 一瞬、彼女の頬が引きつるように動き、緑の瞳が私を見つめた。しかしそれも束の間、すぐさま押し寄せる快楽の波に飲み込まれ、狂気じみた輝きを宿す。ただ、一瞬の正気がもたらしたものか、それとも男の責めによるものか、彼女の瞳には涙が浮かんでいた。
 嵐の最中に、一時の凪が訪れるよう、男の責めが一度収まる。だがそれは凌辱の終わりではなく、始まりを告げるもので、彼はベルトを外してスラックスと下着を下ろすと、猛り立った一物をとりだした。
 「あっ‥ぁあん!!」
 ペニスを挿入され、彼女は大きく眼を見開き、弓なりに身体を逸らせた。それから腰をうごめかせて男のものを受け入れ、準備を整える。テーブルの上に乗り上がり、男は容赦なく腰を押しいれた。
 「くあぁッ!‥はっ‥はっ‥、あっ‥あんっ‥あん、あんっ‥」
 男の責めに、彼女は狂喜した。苦痛に耐えるように目をつぶるも、その顔は喜びに輝いていた。火の様に荒々しい息が吐き出され、私の顔に打ちつける。肌はほんのり染まり、身体が前後するたび汗が飛び散る。
 眼前で繰り広げられるセックスに、私の心は千々乱れた。二人は理性的な人間ではなく、本能の赴くまま、お互いの快楽を貪りつくそうとする獣だった。
 やがて彼女は絶頂を迎えつつあった。狂ったように腰をがくがく振るわせ、叫び声をあげる。男も一心不乱に腰を揺すり、女の快楽を全て引き出すかのようだ。
 「ああっ、イくぅ、‥ぁっ、ぁはっ‥‥あっ!‥‥あっあっあっああ〜〜!」
 一際激しく声を振り絞り、彼女の身体はぶるぶると震えると、突然弛緩した。射精しているのか、男はだらんとした身体に腰を押し当てたまま、呻いている。どっと倒れ込んだ彼女の顔には、淫猥でだらしのない笑みが刻みこまれ、口の端から涎が零れおちた。


鳳学院の秘密の最初へ 鳳学院の秘密 133 鳳学院の秘密 135 鳳学院の秘密の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前