投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

LADY GUN
【推理 推理小説】

LADY  GUNの最初へ LADY  GUN 200 LADY  GUN 202 LADY  GUNの最後へ

静香の命-1

 見た目以上に頑丈な扉にてこづった刑事達。ようやくこじ開け中に突入する。
 「い、いないぞ!?」
中には誰もいなかった。パソコン一台置かれているだけだ。
 「い、いや確かにこの部屋に入っていきました!」
 「げんにいないじゃないか!」
混乱する刑事達。
 「おい、隠し扉はないか…?抜け道があるはずだ!探せ!!」
必死で探すがそれらしきものは見あたらなかった。
 「くそっ…本当にこの部屋に逃げ込んだのか!?」
 「間違いありません!それに倉庫の周りにはしっかりと捜査員が配備されております!倉庫の外に逃げるのは不可能かと思われます。」
 「じゃあまだ倉庫内にいるってか?おい、外は厳重に監視してろ!鼠一匹逃すな!」
 「はい!」
周りをガッチリと固めた。しかしどこを探しても田口の姿はない。
 「この部屋に逃げ込んだなら、絶対この部屋からどこかへ逃げたはずだ。…、床と壁を壊せ!紛らわしい!ぶっ壊せ!!」
 「はい!」
派手に壊しにかかる。すると一番奥の壁が不可思議な姿を見せる。
 「お、おい…」
なんと木材で出来た壁一面が回転したのであった。
 「やられた!これは回転扉のように壁に細工していたんだ!奥に進め!」
奥には小部屋らしきものが存在した。そして何やら地下に通じる階段らしきものが見つかった。
 「しまった!奴はここから逃走したんだ!」
階段を降りる刑事達。中は横穴が掘られていた。奥へと突き進んだ刑事達。穴から出ると山道に出た。そして谷を繋いでいた橋が破壊され渡れなくなっている光景を目にした。
 「奴らはあっちに逃げたんだ!あっちの山の麓には国道があるはずだ。そこに車を用意しておいて逃げるつもりだろう!ヘリだ!ヘリを要請しろ!」
 「はい!」
 「山を降りて国道に出るまで30分はかかるはずだ。山を降りるまでにはヘリも間に合う。ヘリで捜索すれば必ず捕まえられる!急がせろ!」
なんとか追い詰めた。最後まで気は抜けない。そして予想以上に早くヘリが到着した。山肌を明るいライトが照らす。緊迫した状況で車両を捜索する。


LADY  GUNの最初へ LADY  GUN 200 LADY  GUN 202 LADY  GUNの最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前