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アゲハ
【その他 官能小説】

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アゲハ-2

普通SPEEDは飲用として仕様されるものだが、性器粘膜から直接吸収する事によって更にsexの快感が強くなるのだ。
『んっ、んっ、はぁっ!やだ、なんかあたし浮いてる…ぅあっ、すっ…ごい』
そしてクリ〇リスの錠剤が完全に吸収される頃には総ての感覚が研ぎ澄まされ、全身が性感帯だ。
莢は仕上げにと、もう1錠のSPEEDをあたしの中へと入れる。そして莢自身もあたしの中に入る。
お互い、性器の中で溶けかけた1錠のSPEEDを奪い合う様に激しく腰を振る。
あたしの中から錠剤の感覚が無くなる頃には互いに限界が近付くが、その限界を超えて更なる快楽を極めようとお互いの唇を求め合う。
SPEEDによって極限まで高められた感覚では口内までもが性器に感じられた。
『き、莢。あたし先にトブ…!!あっ、あぁぁぁぁっ!!!』
莢よりも先に果てたあたしは目も虚ろになり焦点が定まらない。あんなに研ぎ澄まされていたはずの感覚が衰え、急激な眠気に襲われる。
莢がいつ果てたのかすらわからなかったが、目を覚ますと莢が言った。
「良く覚えとけ。これがドラッグのsexだ。この快楽に付け込んでドラッグを捌くんだ。お前にはいずれ俺を手伝ってもらう。今とは比べ物にならないほど大きな、俺自身のドラッグの流通系統を作る。その時にはお前が必要だ。」
莢の夢はこの国の中心となりつつあるこの街でドラッグディーラーとしてのしあがる事。それには暴力団などを通さずにドラッグを仕入れなければならない。
そして莢は言葉通り独自のドラッグの輸入ルートを確立しつつあった。しかし、それは大きな危険をはらんでいた。

莢があたしを拾ってから2年が過ぎようとしていた頃、莢は死んだ。
莢がルートを切り開く事を面白くおもっていなかった連中に殺されたのだ。
自分達を通してドラッグを卸さなければアガリの出ない地元暴力団の元締めだった

だが莢は死ぬ前に、完全に新しいドラッグルートを完成させていた。
「もし俺が死ぬ様な事になったら、このルートはお前の物だ、アゲハ。」
莢はそう言った。
莢に拾われて以来、あたしは総てを莢に頼り、莢の為だけに生きた。
だがこれからは誰にも頼る事なく、自分のためだけに生きて行かなければならない。
あたしは、莢があたしにくれた少しの愛への報いの為に、莢の夢見たこの街で、トップのドラッグディーラーになってやろうと思った。
その為にはどんな事だってしてやる――。
そう誓った。




それから更に2年が経ったのが今だ。

客はあたしが想い出に浸っている間も懸命に腰を降り続けた。
ただ単調に腰を振られてもあたしは快感を覚えるどころか嫌悪感が増すばかり。そろそろ飽きがくるがとりあえず客が1度出すまでは待ってやろうと考え声をあげる。
『お願い…あっもうやめて、うっぁっ!』
「はぁ、はぁっ、よし、たっぷり出してやるから待ってろよ!」
客は嫌がるあたしを無理矢理犯しているというこの状況に興奮を極めているようだ。
「あっ、あぁぁ…はぁはぁ。」
客が一瞬痙攣したかと思うとあたしの中で男根が弾けた。
『あたしの中、気持ちよかった??』
さっきまで必死で嫌がり、客の行為を拒んでいたあたしが、何事も無かったかのように聞く。だが客はその事には気付かず答える。


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