ソレゾレノケツイ-23
「んっ……ふ……ぁ……」
「ぅ く」
同時に息を吸って最初の波に耐える。
それほど2人を襲った快感は凄いものだった。
リュディの内壁は悦びと共にランスを迎え挿れ、歓喜してそれを優しくぴったりと包み込む。
ランスの分身は応えるように脈動し、硬く硬く押し進んだ。
「はぁ す……ごい、ですね」
包みうねる肉壁に、ランスは快感の息を吐いて感想を述べる。
「か たぃ です」
比べるのは失礼かもしれないが、テオのモノとは形と硬さが全然違う。
異常に硬いランスのモノは、上に向かって反りかえりリュディのポイントをグンと押し上げていた。
「痛い……ですか?」
気を使って腰を引きそうになったランスを、リュディは腕に力を入れて引き止めた。
「ちが……良い……です……凄く……」
恍惚の表情で訴えるリュディに、ランスの男根がビクンッと反応した。
「うっ」
「はぁん」
益々悦ぶリュディの声を聞き、堪らずランスは動き出す。
「あ あぁ 気 持ち良っ……もっとっ」
「はぁっ ぅ 余り……締め無いでっ……持ちませんっ」
今まで我慢していた分、ランスは爆発寸前。
童貞なのにここまで我慢出来ていた事自体、驚きなのでリュディはランスの訴えには構わず遠慮なく下半身に力を入れた。
「うぐっ リュディ……ヴィーヌっ」
何をするのか、と非難じみた声を上げるランスにリュディは潤んだ瞳を向ける。
「来て 下さいっ もっと奥にっ」
我慢などせずに激しく求めて欲しい……そうじゃないと、勇気と自信が無くなってしまうから。
「リュディヴィーヌッ」
視線でリュディの求めるものが理解出来たランスは、彼女の足をぐいっと上げてガツガツと腰を打ちつけ始めた。
「っアぅっ」
「リュディヴィーヌっ……リュディヴィーヌ」
気遣いや遠慮を止めたランスは欲望のままにリュディを突き上げる。
「っアアァ 良っ もっとぉ ランスっ」
名前を呼び合い、激しく交わる合間に口付けを交わし……その行為は2人を空へと導いていく。
「っあっ イ く」
「んやぁっあぁぁっ!」
ドクンと勢い良く放たれた精は、リュディの最奥の肉壁を押し上げ、リュディをも絶頂へと押し上げた。