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アネクメネ・オアシス
【ファンタジー 官能小説】

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アイノカタチ-25


「あったけぇ〜超気持ち良い〜やっぱ、お前最高♪」

 テオはパルの中をかき混ぜながら動く右手で揺れる胸をむにむにと揉む。

「パルは?」

「んう 気持 ち良」

 途切れ途切れに答えるパルに、テオは嬉しそうに笑う。

「なあ?食いたきゃ食っていいぜ?」

「ん?」

 パルは肩越しに振り向き、涙で滲むテオを見た。

「お前になら食われて良い。お前にしか食われたくない。だから、お前が食いたきゃ何時でも食って良い」

 テオはそう言いながら腰をぐっと突き出した。

「はぁんっ ア タシ……」

 『精』ハ、イラナイ。

 『肉』ガ、ホシイ。

(……え?)

 頭に響いた言葉に、パルはギクリとする。

(今の……ナニ?)

ズンッ

「ひあっ?!」

 パルの中で色々と起こっているのに、テオは容赦無く動き出した。

「はあ ダメだ……耐えらんね も 出すな?」

「あ ああっ!!」

 ガンガン突き上げられながらパルは必死になって頭の中を整理しようとする。
 しかし、ピンク色のチカチカが邪魔して全然整理出来ない。

「あっ!だめぇっイっ……っ」

 パルは大きな木にしがみついて快感に耐える。

「イけっ!!」

 グリっと抉られた瞬間、2人同時に絶頂を迎えた。

「ぅあっ」

「ーーーーーーッ!!」

 テオが小さく呻き、パルの中に『精』を吐き出した。

(イヤイヤイヤっ)

 勝手に『精』を吸おうとする自分を制御するように、パルは木にしがみついた腕に力を込めた。

めきゃ

「「え?」」

メキメキメキメキ

ズズウゥン

 目の前で起きた信じられない光景に、2人は繋がったまま呆然ととした。

 力の加減を過ったパルは……しがみついていた大きな木をへし折ったのだ。

「何だ何だ?」

 要塞側から聞こえるザワつきに、2人はハッと我に返る。

「やべっパル、服ちゃんとしろ」

「う、うん」

 2人は慌てて服を整え、何食わぬ顔で野次馬達を待った。
 パルが人間型になる時、うっかり尻尾を振り回してしまい木を倒してしまった……と、適当に言い訳するテオの少し後ろで、パルは自分が倒してしまった大きな木を見つめる。

 『肉』ガ、ホシイ。

 その声がいつまでもパルの頭の中で繰り返されていた。

‥To be continued‥



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