アイノカタチ-24
「わ……分かった。分かったから……甘えるのやめてぇ」
そんな哀しそうな目で懇願されたら堪らなくなってしまう。
「へへ」
パルの答えを聞いたテオは、顔を上げてにこぉっと笑った。
「じゃさ。ヤらして?」
「何でそうなるのぉ〜」
「オレがお前の事どれだけ好きか分かるかも?」
「……セックスで分かるの?」
「多分?」
魔物に伝わるかどうかは分からないが、やるだけやってみる。
「〜〜〜良い……ケド……」
渋々と答えたパルの頬に、テオは満面の笑顔で唇を落とした。
「は……ふぁっ」
大きな木の影に移動したテオは、パルの股間に顔を埋めて敏感な場所にしゃぶりつく。
「ふあぁっ?!」
木に預けた背中を反らせて快感に悶えるパルの足を肩に担いだテオは、上目遣いで彼女の様子を見ながら愛撫し続けた。
ピチャピチャという音が、密林に大きく響いている気がしていたたまれない。
「っあ ゃあ も 」
ハッハッと短い呼吸の合間に漏れるパルの声に、テオの背中はゾクゾクした。
もっと感じて、もっと鳴いて……分からないなんて言わせない……魂に……核に刻んでやる。
そんな勢いで施される愛撫に、パルは呆気なく絶頂に押し上げられた。
「っあっアァ―――――ッ」
肩に担いだ足がピンと伸びてフルフル震える。
行き場の無いパルの手は背後の木に狙いをつけ、その幹に爪跡を残した。
「は あ はふぅっ」
暫く硬直していたパルは、息を吐いて脱力する。
「かぁわいいなぁ♪」
パルを片手でひっくり返したテオは、後ろからのしかかって彼女の耳をはむっと口に含んだ。
「ふやあぁぁ〜」
間抜けな反応を示すパルにクスクス笑い、耳をはむはむしながら何とか自分の分身を取り出したテオは、それをヒクつくパルの秘裂にあてがう。
「ふ あ ?」
「好きだよ。パルティオ」
ずちゅ
「ぅやあぁんっ」
優しく甘い言葉と同時に、凶悪な棒に貫かれてパルは目を見開いた。
「は あ あぁ」
ぶるぶるっと震えながら軽く跳んだ意識を引き戻す。
頭の中をピンク色のチカチカが蝶の様にヒラヒラ舞っていた。