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切恋
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切恋--別---1

あれから週末になれば毎日先生のところに行ってる
でも、なぜだかお互いぎこちないよ
いくら肌を合わせても、逆に気持ちがどんどん離れてる気もする
翔…なんでそんな不安そうにあたしを抱くの…?


「…っ、あっぁぁん!」

ずゅっちゅじゅっりっ

「…あっん!…んんっ!しょぉっ…」

「…っ…!愛…」

「あっん!いっちゃっ…う」

「…っ、うん…いいよ?いって…はぁっ」

パンパン

「あっ、あっ!あぁっん!」

「…っ!愛!」

「はぁっ、はぁ…」


まだ荒い息をしているあたしにそっと絡まってくる腕…

「愛…」

暖かい…なのに、なんでそんなにつらそうなの?

あたしは無言でキスをする
それがし終わったあたしの日課
そしてそれに答えて翔もあたしを強く抱きしめる

なんでこんなにお互い近い距離にいるのに、遠く感じるの?

「…翔…帰らなきゃ…」

「…うん…」

「翔…」

「うん」

でもその腕はあたしを離さない

「翔…?」

「…」

わからない…時々こうやってなにも言わずに抱きしめられる…嬉しいけど…恐い
いつか、地元帰るから、別れようって
いつか言われる言葉
それにあたしはいつも怯えてる

「…翔、着替えるね」

翔を軽く押す
すると腕を解いてくれる
でも、この時が1番悲しい
もっと、ずっと、抱きしめててほしいって思うから…
そんなことを考えながら服をきてたら

「…俺、地元帰らない」

「…え?」

「こっちで就職捜す、だから愛は不安がらなくていいから、そばにいるから」

「…なっ、なに言ってんの!冗談にしては笑えないよぉ〜」

「…いや、本気。別に本当にあの会社で働きたいかって考えたらそこまでじゃな
いし、やっぱり愛のこと心配だし…」


「…だったら……やめよ」

「…え?」

「別れよ」


バンッ!

愛は翔の家を飛び出した


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