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悦びの種
【熟女/人妻 官能小説】

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第6話 刻まれた性癖-2

「分かりました。校長も相当お疲れの様ですから、話を先に進めても構いません」

校長の気持ちに答える様に、僕は言葉を返した。
何よりも、僕の物が音を上げていたのが本音だった。

度重なる妄想の中で繰り広げられる擬似セックスは、目の前の校長をレイプしてでもリアルを求めようとしていた。
タイトスカートの奥底に潜む、ベージュのストッキングを履く肉付きの良い内股から溢れ出るヌルめきを想像して・・・・・・。
ただ、僕も所詮は教師のはしくれ・・・・ここは道徳に背かず事を荒立てない方が無難だろう。
それに、いずれは近い内に行なわれる、契約セックスで体現できる事。
とりあえず、この場は校長との擬似セックスで抑えて、それを今晩のネタにする事を誓った。

「そ・・それでは・・・私の方からの契約事項の説明は以上になります。まだ御不明な詳細など、木本先生の方でございましたら、折り入って当日にでも説明させて頂きます。とりあえず本日は、ここまでの説明にさせて頂き、もし契約に同意して貰えるのでしたら、こちらの書面にサインと、拇印でも構いませんので判を押して頂けたら幸いです」

まだ少し息を乱していたが、校長は話を進めながらボールペンと朱肉を差しだした。
これに対して僕は、何も躊躇う事無く契約書にサインを書いて拇印も押した。
躊躇わず交したのは、僕の決意の表れだろう。
もう後戻りは出来ない。
目の前の、50も過ぎた年増女とのセックスが契約された瞬間でもあった。

「これでよろしいでしょうか?。生憎印鑑は持ち合わせておりませんので、拇印で勘弁して下さい」

「はい、結構です。それでは、契約書の方はこちらで預からせて頂き・・・木本先生には、これをお受け取りになって貰います」

校長は、契約書と入れ替わりに、目の前に置かれた少し厚みのある茶色い封筒を差し出した。
大きさからして大体何かは察していたが、とりあえず確認の為に、僕は封筒を手に取った。

「こ・・これは!?」

封筒を開けてみれば、予想通りに紙幣の現金が入っていた。
ただ驚愕したのは、その厚みだった。

「契約金になります。ちなみに、金額の方は50万円になりますのでお確かめ下さい」

「そ・・そんな・・・50万円もの大金を、このような契約だけの為に・・・・・・」

そう・・・今の僕にしてみればお金の事よりも、今まで体現した事も無い、校長のような熟年女との戯れの方が魅力的だった。
ならば、教頭と同じ様な違反的行為は必然であり、皮肉にも手に持つ現金が複雑な思いにさせた。

「ええ・・・例え契約通りに事が進んだとしても・・・ある程度の肉体的な苦痛を、木本先生は受けますから、これくらいなら当然かと思いまして・・・・・・。ちなみに金額の方は、例のブログの方を参考にさせて頂き、これくらいが妥協かと思っております。もし・・・木本先生の方で御不満な点がございましたら、遠慮なくお申し付けて下さい」

「不満だなんて・・・僕は、お金の為にこの契約を結んだわけではありません」

「ええ・・・木本先生の、お気持ちは大変嬉しく思います。ただ・・・契約で行なう義務的なセックスである以上、それに伴う契約金が発生しなければ、お互いの立場が成立しません」

「つまり・・・契約書に基づいた立場を肯定する為に、僕は契約金を受け取る分けですね」

「そう言う事になります。もちろん・・・万が一にも背いた場合は、契約金を全て返還させてもらいます。まあ・・・木本先生の場合はお若いですから、間違っても私の様な者との戯れを望んでるとは思ってはおりません。それに、先ほど私が木本先生から受けた行為も、つい気持ちが逸っての事・・・あの『喜びの種』を語る木本先生の情熱を思えば、疑う余地など何一つもありません」

「分かりました・・・校長のそのお言葉・・・肝に銘じで承りたいと思います。そして・・・最後に宿した僕の種が、校長への悦びに変わる様に・・・・・・・」

僕は見つめながら偽りの言葉で返すと、校長の手を両手で握りしめて決意を露わにした。
すると、まるで乙女の恥じらいの様に、校長は再び顔を真っ赤にして俯いた。
例え契約セックスと言う厳格な決まり事があっても、所詮は男女間の事・・・契約事項を説明していく内に、自然と僕に好意を寄せたのだろう。
ならば、懸念していた契約事項の違反行為による仕打ちは、僕の偽りの愛情を注げば覆せる光明が見えた。
そう・・・校長にとっての、初めての女の悦びに変えれば・・・・・・・。
そして、最後に僕の物が放たれた瞬間・・・『悦びの種』となる。

「木本先生の、そのお気持ち・・・大変嬉しく思います。私の様な年増にはもったないお言葉・・・もはや、お互い生まれた時代を恨むしか・・・はっ!・・・い・・いいえ・・・何でもありません」

校長は、動揺を隠しきれない表情を伺わせたが、その様子が何を意味するかは僕の察するものに違いなかった。
ならば、その答えを導くかのように、僕は意味深な言葉を返した。


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