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透明な滴の物語U
【同性愛♀ 官能小説】

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カーテンの向こう側で-6

のぼせたように赤みを帯びた顔。
熱い吐息を漏らす。
また先輩から逝かされてしまう。
「ごめんなさい、…先輩。先にイッてもいいですか?」
先輩より先に昇天することをためらい、今にも溢れそうな快感に耐えている祐梨が遠慮がちに喘ぐ。
「あぁ!祐梨ちゃん…、祐梨ちゃん…。なに遠慮してるの?イッていいのよ」
思いのたけを指に込め、可愛い祐梨の濡れた陰核を刺激する聡美。

気持ちを確認しあうようにお互いに同じような言葉をかけ合う。
「あぁ〜、気持ちいい」
「好きよ」
「私もよ、好きよ」
「いい、いい!」
「イク、イっちゃう…」

暗い医務室の中で、目隠しのカーテンによって遮られた一角。
そこだけが生きているようにぼんやり明るい。
カーテンの内側では、ベッドの中で二人の女が裸で絡み合い性の交換をしている。
快感に喘ぐ二人の声が漏れ聞こえる。
そこだけが生命を宿して光を放っているのだ。
そこから聞こえる声は、まぎれもなく悦びから発される生命の声そのものだったからである。




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