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透明な滴の物語U
【同性愛♀ 官能小説】

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捕らわれた獲物-4

長身の女が二人、肉食獣のような視線でベッドの上に横たわる獲物を見下ろしていた。
獲物は壁の方を向いて横になり、自分で引き上げたショーツの濡れた痕跡を見せまいと股をしっかり閉じている。
「恵子、祐梨はかなり酷い便秘みたいなの。いくらマッサージしても効かないのよ」
「祐梨さん、ちょっと診せてね」
恵子の手により、いちど引き上げられた祐梨のショーツがまた下げられる。
「いやぁ〜!もうやめて」
今にも泣きそうな顔を恵子に向けた。
「だめよ、祐梨さん。ちゃんと診察しなきゃならないの」
ナースに言われては逆らうわけにいかない。
白いショーツは下げられ素足の足元から抜き取られてしまった。
ショーツを畳もうとした恵子の手が止まった。
「あれ…。これは?」
見ると、クロッチの内側にべっとりと糊が付着していた。
予期しない時に漏れ出した経血がショーツの内側に付く様を彷彿とさせたが、それは経血と違って少し白濁しネバついた液だった。

「いや!」
祐梨が手を伸ばしてショーツを奪い取ろうとするが、恵子はその手から上手く逃れた。
「看護師さん、違うんです!違うんです!」
祐梨は狼狽し、この事実を否定しにかかった。
しかし、女として感じてしまった性の証拠は隠しようがなかった。
恵子はショーツを開き、クロッチの内側で光っている糊を露わにした。
これは現実だった。
「祐梨さん、これは重症ですよ。後ろの穴だけでなく前の穴も悪いようね」

聡美が何かを取り出してきた。
「恵子、前の穴を治すのはこれしかないわね」
それは、きれいな淡い青色をしたシリコン製のディルドだった。
熱くなってしまった女の穴を鎮めるための玩具である。
垂直に勃起した男性の形をしている。
この聡美と恵子の共有物は、普段は医務室の引き出しに巧みに隠されていた。
その存在は聡美と恵子だけの秘密だった。
「ふふっ、聡美。私たち以外の女を知るのね、ディルド君は」
恵子がニヤリと笑った。
聡美は机の上で、手慣れたしぐさでディルドにコンドームを装着し始めた。
勃起したシリコンの頂上からゴム膜がくるくると装着されていく。


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