オモワク-18
ドクン
「ん゛〜〜〜っ!」
リュディの男性器が脈打ち、テオの口の中に苦味が広がる。
(!!まずっ)
分かってはいたが不味い……苦いしえぐいし……吐き出そうか迷ったが、下半身丸出しで毛布から出たくなくてそのまま飲み込んだ。
コクッ
「はぁ……はぁ……やだ……飲んだ……の……?」
信じられない、と言うリュディにテオは水筒に直接口をつけて水で口を清める。
「んあ゛〜悪ぃけど不味いわ……」
「だよね?」
やっぱりパルがおかしい、とリュディはテオに同意した。
「やっぱ、コッチだな♪」
テオは再びリュディの股間に顔を埋め、萎えた肉棒を扱きつつ女性器の方を舐め始めた。
「やだっテオっ待っ……んんっ」
男性器で感じる快感とは別の感覚に、リュディは身体を反らせる。
リュディの女性器の方も愛液が溢れ、感じてくれていたのが良く分かった。
その液体は精液とは違い、甘くて美味しいとテオは思う。
(う〜ん……オレ、ゲイにはなれないなぁ)
別になりたいワケではないが、改めて実感。
女は美味い……断然美味い。
リュディが両性具有で良かった……とテオはしみじみ思い、女の悦びを教えるべく真剣に愛撫をする。
肉棒を穏やかに扱きながら、反対の指に愛液を絡めた。
そして、滑りの良くなったその指をゆっくりと秘穴に差し込んでいく。
「んうぅ ふうぁ」
「痛いか?」
辱かしめられたあの日から異物を挿れた事など無いだろう穴は、固く閉ざされてテオの指を押し返した。
それでも何度も往復させていると、徐々にだが指が挿っていく。
「ふっ はあ」
深呼吸するようにして気を落ち着かせ、テオの指を2本まで受け挿れた時、その指の感覚が中から 消えた。
「……テ……オ……」
「あ〜…っと……中出しはヤバいよな?」
両性具有とはいえ、リュディはほぼ女性だ。
この身体の作りなら妊娠出来る筈。
「あ……これ……」
それを聞いたリュディは、そうだったと脱ぎ捨てた服のポケットから1粒の錠剤を取り出した。
「避妊薬……」
世の中にも避妊薬はあるが、いかんせん高い。
そこでリュディは試行錯誤して安く手に入る避妊薬を作った。