オモワク-19
但し、不味い。
リュディの作る薬は効果は抜群なのだが、不味いものが多い。
また不味いものを口に入れるのか、と多少うんざりしながらテオは錠剤を口に入れて丸飲みした。
「!!?」
ぶるっと身体が震える程の不味さに、準備万端だったテオの肉棒がへなへなと萎える。
「……次は美味しく作る……」
ごめんなさい、と上目遣いで謝るリュディはやっぱり可愛くて、萎えたテオもぐぐんと復活した。
「じゃ、いくぞ?」
ぴったりと身体を重ねたテオは、自分の肉棒とリュディのを擦り合わせる。
「んっ」
リュディはテオの首に両手を回して目を閉じた。
ぐぬっ
先っぽが入口に当たり、リュディが身を固くする。
それを宥めるように背中を擦ったりしながら、テオはゆっくりゆっくりと腰を進めた。
「はっ あ キツ」
経験の浅いリュディの中は狭くてキツキツ……パルのような特殊な性器じゃなくても充分に気持ち良い。
「んうっ」
身体を押し広げられる感覚に、一瞬あの時の光景が頭に浮かんだが、テオの暖かい手がリュディを現実に引き戻す。
こつ
「全部……挿った……」
隙間なく重なった部分に、テオがリュディの手を導いた。
「……本当……」
指先で触ってみるとテオがぴったり中に挿っていて、我ながらびっくりだ。
正直、あんなモノが挿いるとは思っていなかった。
「う……ごいて……大丈夫そうか?」
リュディの中はキツくて耐えるのに必死……テオは今にも爆発しそうな息子を宥めつつ少しだけリュディを突き上げる。
「あっん 良い……動いて」
突き上げられた瞬間、ずくんと子宮が蠢いた。
リュディは自らテオの腰に足を絡め、もっと深く繋がる事を望む。
「痛かったら……言えよ?」
と、優しい言葉をかけつつも実は全く余裕が無いテオ。
がっしりとリュディの腰を掴んで、揺さぶるように動き出した。
「うっ うぅっ んあぁっ あ ふあぁ」
女の快感は男のとは全然違う……内側からどんどん溢れて来るような快感だ。
溢れた快感は身体全体を巡って子宮に集まり、そこからまた大きくなって広がる。
「ぅあぁん テオぉ……だめ……またぁっ」
「っいっぜ……一緒に……」
きゅうきゅうに締め付けてくるリュディに耐えきれず、テオは激しく動いた。