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アネクメネ・オアシス
【ファンタジー 官能小説】

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オモワク-17


 リュディだってそれは同じだ。
 初めて、自ら、トラウマを克服する為に勇気を出したのに、食事になんかしたく無い。
 リュディはコクコクと頷き、テオは良い子だと笑って胸への愛撫を再開させた。

「ふうっ……うぅん……っは……あ……」

 ねっとりと這うテオの舌は熱く、硬くしこった乳首が蕩けてしまいそうだ。
 なのに、乳首は益々硬くなりもっともっとと催促するよう。

「ふぁっ あ テ……オぉ……」

 ちょっとした刺激でピクンと反応する度に涙が滲み、視界がゆらゆら揺れる。
 ふわふわと夢見心地なようで、妙に煩い心臓の音が現実的。

「あ あぁっ んっふぁ や……もぉっ」

 下半身への刺激は皆無なのにイキそうになり、リュディは身体をぶるっと震わせた。
 なのにテオはちゅぽんと口を離して愛撫を止めてしまった。

「っあ はぁ……ふっ 酷い……」

 寸止めするなんて身体が疼く、とリュディはテオを責める。

「味見するっつったろ?イクならコッチ」

 テオは胸の間から舌を這わしてヘソに辿り着く、そして金色の茂みからにょっきり生えている男性器の根元に手を添えた。

「あ〜下手だったら悪ぃ」

 そういえば男性器を愛撫するのは初めてだ。

「……パルとは比べない事にする……」

「ははっ頼むわ」

 パルの舌技は人間じゃ真似出来ない。
 あんなのと比べられたらたまったもんじゃない。
 気を取り直したテオは、舌を伸ばしてそろっと撫でてみる。

「あっ」

 ビクンと反応を示したリュディに気を良くして、テオは更に攻める。
 窮屈そうに皮を被った亀頭を剥き出しにしてやり、てっぺんの穴に舌を差し込んだ。

「あっ それっ?!」

 パルから受けた愛撫でこれは無かったので、リュディもされて無いだろうと思ったが当たり。
 ソコをぐりぐりされると鈍い快感が身体に広がり、結構イイのだ。
 それから舌全体で亀頭を包み込み、かぷっと竿もくわえ込む。

「んっ あぁっ ふあっ んんう〜っ」

 パルとは違う力強い愛撫にリュディの爪先がピンと伸びた。

「やあっ テオっ も……無理ぃっ」

 リュディが限界を知らせ、それに合わせてテオが強めに吸い上げる。



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