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アイツがあたしにくれた夏
【コメディ 恋愛小説】

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崩壊(性描写あり)-6

「似合うとか似合わないとかそんなん気にしてんの?」


「だって、あたし、色気無いし……こんなことするキャラじゃな……んっ」


また注がれる熱いキスで、あたしの言葉は遮られる。


すでに何度も交わしたキスでも、重なる度に身体のどこかが熱く反応してしまう。


ヴァギナの愛撫を中断した駿河は、またあたしの髪を優しく撫でながらそっと唇を離した。


「小夜、お前は自分で自分を色気が無いって言うけど、俺はずっとお前とこうなりたかったんだぜ」


「え……?」


「バイトでは散々バカにしたり怒らせたりしてたけど、ホントはずっと抱きたくてたまらなかった」


「……駿河」


「……だから、自分を似合わないとか色気無いとか、そんな小さなこと気にしないで欲しい」


「うん……」


「小夜の声いっぱい聞かせて。お前の恥ずかしいとこも全部俺に晒け出して」


そう言うと駿河は、そのまま頭を下腹部に移動させていき、ついにあたしの脚の間に顔を埋めた。


「あああっ……!」


ピチャッと濡れた舌があたしの中に入ってきた瞬間、ごく自然にあたしは高い声で鳴いてしまった。


指でなぞられるのも気持ちよかったけど、舌の愛撫はそれをさらに凌ぐ快感だった。


駿河の舌は、何度もあたしの膣口で抜き挿しされ、まるで自分がアイスクリームでもなったみたい。


内部からトロトロと蜜が溢れてくるのが自分でもわかる。


「あっ、ああっ……やあっ……」


……ホントにヤバい。


エッチなDVDを友達と観たことがあるけれど、女の子がアンアン喘ぐのは、そういう演出だと思ってた。


でも、愛撫の気持ちよさを一度味わってしまうと、この快感の行き場は声として吐き出すしかない。


だから、女は気持ちいいとエッチな声を出してしまうのかもしれない。


「やっ……はあ……ああん……」


誰にも触られたことのない場所を、駿河の舌が蠢いている。


恥ずかしい場所を脚が閉じないようにしっかり押さえつけられ、ひたすらジュル、と淫らな音を立てながら舐られている状態は視覚的にもあたしを変な気持ちにさせていた。


アソコを舐められるなんて、こんなイケナイことをしている、というシチュエーションがあたしを淫らな女にさせ、気付けばさっきまで声を出すことに抵抗があったあたしは、



「ああっ、あ……ん、やっ、ああ……もっ……と……」


――本能のままにメスの鳴き声をあげて自ら脚をグッと開いていた。









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