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アイツがあたしにくれた夏
【コメディ 恋愛小説】

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崩壊(性描写あり)-5

「きゃあっ!」


誰にも触られたことのない場所を彼の指がほんの少しあたっただけで、あたしは高い声を出してしまった。


でも、すぐさま両手を口にあててきつく目を閉じてやる。


「我慢は身体によくねえぞ?」


そう言って駿河はあたしの黒い茂みをサワサワと撫でた。


「……っく」


な、何この感じ。


直接中身に触れられてるわけでもない、ただ陰毛を指でスッと梳かれているだけなのに、中心部がじわりと熱くなる。


確認してないけど、確信できる。


あたし、きっと……。


その答えはあたしより先に、駿河が答えてしまった。


「小夜、まだ奥に触ってないけど、なんか湿ってきてる」


そう言ってあたしの大陰唇をツツツ、となぞる駿河はほんの少し意地悪そうに笑った。


「…………はあっ」


負けてなるものか、と眉間にシワを寄せ、歯を食いしばるあたしに、今度はその指がジリジリと秘裂に押し入ってくる。


とは言っても、いきなり中に挿入するわけでもなく、膣口付近を解すように這いずり回るだけだから、痛みは無く、ひたすらこそばゆいような快感だけを与えられる。


「……うっ……」


「小夜、声出して」


必死で口を押さえながら首を横に振るあたしに、弄んでいた指がほんの少し移動した。


「じゃあ、これはどうだ」


ニヤッと笑った彼は、掠めるくらいの絶妙なさじ加減であたしの淫芽をスッと撫でた。


「ああっ……!」


雷に打たれたみたいに、全身に快感がほとばしり、身体が跳ねる。


ついつい大きな声が出てしまったあたしは、また下唇をグッと噛み締める。


なのに駿河はあたしの弱点を捕らえると、中指で何度もクリトリスを優しく優しくこね始めた。


「あっ……、す、駿河……やめ……」


「ダーメ」


「お願い……ヤバイの、へ、変な、声出ちゃうから……」


「それが聞きてえんだよ、俺は」


「や……だ……、あたし……そういうの似合わな……あんっ」


膣口に僅かばかり指が入ると、あたしはまた声を上げてしまった。


駿河は、ついつい顔を背けるあたしの耳を軽く噛んでから、耳元で囁く。







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