投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

透明な滴の物語U
【同性愛♀ 官能小説】

透明な滴の物語Uの最初へ 透明な滴の物語U 4 透明な滴の物語U 6 透明な滴の物語Uの最後へ

狭い家-5

柔らかいパジャマの下で、はっきりと丸く張った膨らみを感じる。
(まずいな、ぽっこりしてる…。もう1週間くらい出てないかな)
便秘薬を飲もうにも、通勤時間や会社にいる時に効いてくるのが嫌だった。
といって、朝に効くように夜に薬を飲もうにも、昨夜のように飲むタイミングを逃すような場合が多く、結局今まできてしまった。
祐梨は便秘すると下腹部の膨らみが目立つタイプで見た目にもカッコが悪いため、便秘は深刻な悩みだった。
その時、箸の動きが止まった。
(来た!)
その瞬間、期待と嬉しさで祐梨の目の奥が光った。
お腹がゴロッと鳴り、待望の便意が来たのだ。
「来た、来た!これを待っていたのよ」
嬉しそうにつぶやく。
とにかく「出す」ことが優先で、食べることは二の次とばかりに箸を置き立ち上がった。

しかし、トイレの前まで来ると先客の麻衣が使用中だった。
早くしてもらうように外から声を掛けたいところだったが自粛した。
麻衣にトイレを急がせることをためらったのである。
祐梨にとっては自分のことより妹の方が優先なのである。
古いこの家には、トイレはもちろん一つしかない。
妹のトイレが済むまで着替えをして待つことにした。

部屋に戻り身支度をする。
スカートのウエストがきつい。
下腹部に溜まった余計な物のせいだ。
これを今のうちに出してしまいたいところだったが、あれこれ出勤の準備をしているうちに便意が遠のいてしまった。
一度便意を逃してしまうと、トイレに行ってもムダに終わることを経験上知っていた。
「はぁ〜、今日もぽっこりお腹のまま会社か」
祐梨はため息をつくように言ってバッグを持つと、玄関に向かった。
ふとトイレに目をやると、扉の小さな明かり窓がまだ点っていた。
(あれ、麻衣…。まだ入っている。ずいぶん長いな、麻衣も便秘なのかしら?)
急に心配になった。
祐梨は妹がたまに便秘することを知っている。
そんなところまで自分と似ているのは、まるで本当の姉妹のようだと思っていた。
(出るといいけどな、麻衣は)
妹が便秘に苦しんでいる疑いが濃厚になると、自分が朝の排便に失敗したことなどどうでも良いことになっていた。
このあと妹に排便があることを祈りながら、祐梨は家を出た。



透明な滴の物語Uの最初へ 透明な滴の物語U 4 透明な滴の物語U 6 透明な滴の物語Uの最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前