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Unbalance Kiss
【寝とり/寝取られ 官能小説】

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★更にスキルアップ★-1



マッサージしはじめてから約一年経ち、
2度目のオイルトリートメント講習を受講した。
今度はフェイス・ヘッドのマッサージ。

談笑して見つめるだけだった関係からはかなり接近したが、
その後彼女との関係は一向に変わらず、想いは募るばかり。
[良い人]に徹する自分を呪ったこともあった。

しかしこのごろは急ぐのを止めた。
このままでも良いかも知れないと思うようになった。

ヒロカのキラキラ具合は女盛りを迎えますます眩しく、
視点が近付いたこともあり、あの頃の比ではない。

コンプレックスによる自己抑制もあった。
もともと身の程知らずの恋だ。
鏡を見ればテンションは下がる。
鏡にも写真にも並んで写るのには抵抗があった。

妖精のように美しいヒロカには、
本当はオレのような粗野な不男と触れ合って欲しくない、
キスなど以ての外だった。

ヒロカしか写らない自分視点の想像では
彼女を強く求めるが、
一歩引いた客観視の想像では
あまりに不釣合いで申し訳なさすら感じた。


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