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飼育
【ロリ 官能小説】

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その(2)-6

 山野は遮るようにカナに口づけした。それ以上話を聞きたくなかった。劣悪な家庭環境、身勝手な親。その後の荒んだ生活はもう十分想像がつく。どれほど心が傷ついているのか窺い知ることは難しいが、精神的に無傷であるはずはない。だから生活が乱れるのだ。だが辛い過去があったとしても、今、カナは俺の懐にいる。
(癒してやる……必ず癒してあげる……)

 あっけらかんとしてセックスを嫌悪していないのは幸いだが、視点を変えれば、あまりにも平然と応じることが異常なのだ。山野は複雑である。

 指先で秘裂の襞をなぞる。潤いがある。指を差しいれると確かに濡れている。カナは山野に縋ってきた。
 恥骨裏辺りに位置する例の突起群は指先で弾けるほど大きいものもある。挿入すると亀頭に触れて何とも心地よいのだが、カナ自身は特に感じることはないようで指でいくら触っても反応はない。陰核も小さくて完全に皮を被っている。ただそこはやはり最も敏感で、舐めたり触ったりすると明らかに反応した。

 美しい性器だと思う。陰毛は剃っているからなおのこときれいである。土手の膨らみは薄く、内側の陰唇も小ぶりで左右の形が可憐である。黒ずみはほとんどない。まさに花の花弁のように愛らしく開いている。
 コンドームを着け始めるとカナは脚を開く。
「カナ……」
押しこむ時の狭さは相変わらずである。何もしなくても常に締め込まれている感覚がある。それに加えて突起が触れるのだから慣れてきてもその刺激はたまらない。

 根元まで埋め込む。カナは口を開けて息を吐き、顎を上げた。
ぎりぎりまで抜き、ふたたび突く。温かく柔らかな膣をえぐる快感。一突きごとにペニスはいきり立ち、カナとさらに密着する。
 繰り返すうちに耐えられなくなっていったん引き抜き、腰に手を回して後ろ向きを示唆するとカナは心得ていて自ら尻を上げて後背位の体勢をつくった。膣口が開いていくぶんゆるくなるので挿入して高ぶりを抑えつつ乳房を弄い尻の円みを眺めて愉しむ。山野は後ろからはあまり動かずに突き入れた状態のまま無防備な女体の腰回りを見るのが好きだった。
 乳房はあくまでも柔らかい。大きさは変わらないが全体に肉が付いてきているので、包んだ感触が手の内側いっぱいになる。
(可愛い……愛しい……)
 ひととき味わって離れると、今度は胡坐をかいてカナを導く。向き合って跨ってくる尻をすっぽりと抱き込む。座位で深く嵌めたまま唇を吸い、舌を絡める。最もカナの肉体を実感できる体位である。カナが動くと膣も蠢く。
「カナちゃん、素敵だよ」
「おじさん、気持ちいい」
 カナがゆっくりと体を上下させ始めた。自ら動くようになったのは最近のことだ。繋がったペニスを確かめるように腰を上げ、沈んでくる。ぎこちなくテンポが遅いだけに幹の全体が扱かれて感じる。
(これは、効く……)

 いよいよとなって山野は納めたままカナを抱えて倒れていった。正常位に戻ると突き進むだけである。
 ぬるっと最奥部まで差し、
「ああ……」
カナの顔が苦悶に歪む。
「カナ」
力強い動きで往復する。
「おじさん……」
山野が切迫しているのがわかったのか、カナの声も弾む。感じているのはまちがいない。しかし頂上目前の錯乱は起こらない。山野の激しさに引っ張られている様子に見える。だが、
(感じているんだ……)
山野は限界を迎えてカナを抱き寄せた。
「カナ、イク、イクよ」
「おじさん、感じる」
全身を強張らせて噴射した。ペニスがカナの中でのたうち回る。
「カナ!」
カナを掻き抱くと彼女もしがみ付いてくる。乱れた呼吸、熱い息が吹きかかる。長い時間余韻とは思えない痺れが続いた。

 


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