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透明な滴の物語
【同性愛♀ 官能小説】

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甘い囁き-4

「こっちへおいで」
佐和子は椅子から立ち上がるとリビングの一角に置いてあるソファに聡美を誘った。
聡美が近づくと、佐和子は微笑みながら迎えた。
「聡美ちゃんは、今日はどこが悪いのかなぁ〜?調べますから少し下げてねー」
子どもをあやすように言うと、コットンパンツのウエストを腿まで下げ、隣同士並ぶように座らせた。
まるで新人研修の救護室と同じだった。
隣から聡美の股間に手を入れ、愛液で濡れたショーツの割れ目に沿うように、上から中指でなぞった。
聡美は待ち焦がれた人とやっと出会えたかのような歓喜の声を上げ、そして佐和子の唇を求めてきた。
唇が軽く触れ合うと、一緒に飲んでいたアールグレイの香りが微かにした。
ショーツの内側から手を侵入させる。
中は消火を求めるマグマのように熱かった。
ゆっくりと指を動かしながら状態をはかる。
「ずいぶんお熱があるようですよ〜。困った子ですねぇ。お熱を出してみたり…」
 佐和子は、自分のそれと比べるように興味深げに襞の一枚一枚を、ヌルヌルとなぞるように触診していく。
目を閉じた聡美の顔が赤みを帯び、呼吸がはっきり聞き取れるようになってきた。
蜜を充満させ待ち構えている壺に、ゆっくりと中指を侵入させる。
熱い膣壁が吸い込むように佐和子の指を歓迎する。
そして一度咥えた獲物を動かすまいと指を締め付けるが、自らの奥底から溢れ出た粘液が潤滑し指の動きを許してしまう。
「あぁ…、気持ちいい」
ゆっくりとした指の抜き差しの動きに刺激され、快感が身体の奥底から湧き昇ってくる。
佐和子の指先はさらに侵入し、泉の湧水源を探るかのように子宮口に近い辺りでうごめく。
聡美は、自分では止められない怖れにも似た快感の高揚をおぼえると同時に、このまま佐和子に身を委ねて自分自身を忘れてしまいたいとも思った。

佐和子は、ゆっくりと膣口から指を抜き取ると熱い蜜を絡め取った。
そして、その下に潜む二人の思い出である「秘密の穴」にまで伸ばすと、円を描くように穴の入口を撫でた。
佐和子は、目を閉じて息も絶え絶えに喘いでいる聡美の耳元でそっと囁いた。
「便秘してみたり…」
その瞬間、聡美は低く呻きながら硬直した。
立ち昇ってきた快感がついに限界点を超えたようだった。
佐和子は指で女の核と後ろの穴を押し込むように、じんわりと揉みほぐす。
やがて、聡美は恍惚の表情でつぶやいた。
「ああ…、嬉しい。嬉しい」
佐和子は聡美が歓びで何度か硬直するのを見届けた。



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