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露出する女
【痴漢/痴女 官能小説】

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里美 第6話-6

冷たいお茶とスナック菓子を持って二人の所へ戻ってみると、太一ももうすっかり夫と打ち解けて、笑ってビデオの話をしていた。

「はい、どうぞ。もうほんとの兄弟みたいね」
里美は二人を見て笑って言った。

「子供の頃から、ずっと弟が欲しかったからな」
そう言うと、夫はまんざらでもない感じで笑って応えた。

「ちょっとテーブル拭かして」

ビデオを見るために少し照明を落とした居間で、夫はテレビに夢中になっている。
それをいい事に、里美は太一に向かって、必要以上に前かがみになる。

太一の目の前に里美の白い乳房とツンと勃った乳首が丸見えになっていた。
その乳房が、テーブルを拭く動きに合わせて揺れている。

(もしかして…里美さん…)
乳房の谷間の隙間から、時折もやっとした黒い影が見える様な気がする。

「はい、いいわよ。ゆっくりビデオ見てね」
急に顔を上げた里美に、太一は慌てて目をそらした。

(かわいいんだから!...もっと楽しもうね)
里美は夫の居る所で、年下の男の子に身体を見せている興奮と快感に、心を震わせていた。

太一に向かって意味有りげに、ふっと笑うと夫の横に腰を下ろした。
テレビを見ているフリをして顔をテレビの方にそらし、腰の両側にさりげなく置いた指先でTシャツの裾をつまんだ。

隣に居る夫はテレビの画面に見入っていて、里美の企みなぞ知る由もない。
テレビの方に向けている目の端に、太一がチラチラと里美を見ているのがわかる。

里美は知らぬフリをして、足を組んだ。
右足を左足に組ませるとき、Tシャツの裾を指先で引いた。

足が組まれると同時に、足の付け根辺りまでTシャツが捲り上げられた。
少し暗くなっている部屋の中で、里美の白い太ももが浮き上がった。

太一の喉がゴクリと動くのがわかる、まるでその音が聞こえるくらいに…。
里美はまくれ上がったTシャツの裾に気がつかないかの様に、そのままにしておいた。

ビデオは最初のクライマックスに差し掛かっている所で、夫は隣の妻のあらぬ格好に気づいてもいない。
というより、結婚して年数が経つに従って、里美の事には本当に無頓着になっていた。

しばらく経って『氷の微笑』のシャロンストーンよろしく、さりげなく股間の奥が垣間見えるように足を組み替える。
里美の身体が少し動く度に、条件反射の様に太一の視線が動く。

そうして散々じらして見せつけておいて、里美は組んだ足を戻した。
まくれ上がったTシャツから、白く程よく肉付きのいい太ももが、揃えられた膝に向かって伸びている。

里美はテレビの方に顔を向けて、太一に顔をそむけたまま目を閉じて、ソファーにもたれかかった。
そして両手の指先でTシャツの裾を持つと、ゆっくりと静かに引き上げた。



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