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悦びの種
【熟女/人妻 官能小説】

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第3話 汚された聖職-1

僕は、校長が同意したものと思い込み、隣に座らせようとさりげなく席を開けた。
しかし、その思いとは裏腹に、校長の足取りはなぜかソファーを通り過ぎて隣の机に向かっていた。
そのまま机の前に立ち止まり、スカートのポケットから鍵を取り出すと、机の引き出しを開けて一枚のA4サイズの用紙と少し厚みのある茶色い封筒を取り出した。

「ただ・・・大事なのは、これからになります。ですから・・・木本先生の私の様な者に対するお心遣いを裏切る形になりますが・・・この場は契約だけにさせていただきたいと思いまして・・・始めからそのつもりで設けました。凄く大切な契約ですから、他の方の目に触れられると大変な事になります」

校長は、元のソファーに座ると、用紙の方だけ僕の前に差し出しながら話を続けた。

「この紙は・・・もしかして?」

「ええ・・・契約書になります。私がとり急いで作った少々雑な物ですが・・・木本先生に軽く目を通して頂ければと思っております」

その契約書には、行為までの前戯から結合における射精のタイミング、さらに子供の親権を巡る法的な事まで、事細かく記されていた。

「でも・・・何の為にこのような契約書を?。これは、二人だけで行われる内密な事であって、第三者が介入するなどありえないのでは?・・・・・・」

「もちろん・・・私も無事に事が運ぶようにと願っております。ただ・・・万が一の事態に収拾がつかなくなり、第三者の介入が必要となった場合です。例えば・・・子供を授かった時の、将来的な親権などです」

「それは・・・僕にも関係する分けですね」

「ええ・・・その通りです。もちろん当たり前の話になりますけど・・・木本先生には放棄してもらい、私が一人で親権を持つ覚悟でいます。ただ・・・私達の関係が将来に渡り、木本先生の身の回りに漏れる可能性を示唆してる分けです」

「でも・・・僕はあくまでも内密に事を進めるつもりでいます。ですから僕が他の誰かに打ち明ける・・・つまり第三者に漏らす事など、到底考えられません。後は校長次第・・・校長さえ内密にして頂ければ特に問題はないと思うのですが・・・・・・」

「それでも私達の間にできた子供・・・その子供の存在が確たる証拠になります。もちろん・・・何かしらの偽り事を考えて、私も子供には言い聞かせるつもりでいます。ただ・・・子供が成長するにあたって、必ずしも誤魔化しが通用するとは言い切れません。もしや・・・将来的な木本先生の身に訪れる可能性もある分けです」

「つまり・・・父親の存在が僕である事を子供に?」

「ええ・・・そうです。そうなれば、突如木本先生の前に現れ出る事も考えられます。その時に木本先生の身の周りの方・・・もしくは配偶者などに漏れる事を懸念してる分けです」

「まあ・・・今は独身の身ですから思いも付きませんが・・・確かに僕の将来を考えれば無いとも言い切れませんね。でも・・・ここまでお話を伺わせて頂いて言うのも何ですが・・・校長の言われる第三者の介入と、この契約書との因果関係がまだ見えてこないのですが?・・・・・・」

「そうですね・・・仮に分かりやすく例えるならば・・・この事が原因で離婚訴訟まで発展する様な事がありましたら・・・木本先生はどうなされます?。恐らく・・・弁護人のような第三者の方が必要と思いませんか?」

「まさか・・・契約書はその為に?」

「ええ・・・私と木本先生の間に出来た子供は、あらかじめ契約書に基づいたものであって・・・全て健全なる行為によって授かった事を証明する物であります。まあ・・・立会人もおりませんから、信憑性には欠けますけど・・・その弁護人の方に、少しでも証明できる手助けにでもなればと願っております」

しばらく続いた問答の中で、あくまでも妊娠だけが目的である性行為の重要性を、僕は改めて認識させられた。
これらの事を契約書によって証明できれば、性行為自体を正当化できる可能性もある分けだ。
僕との間に出来た子供の存在によって、将来的な痴情のもつれまで発展する事を懸念をしての事だろう。
まあ・・・簡単に言い換えれば、面倒事を避ける為に逃げ道を作っただけに過ぎない。
確かに一理ある事だが、何とも味気ない物である。
あまりにも事務的な問答で、僕の校長に滾る思いは、いつの間にやら冷めていた。
だが、ここから続く契約事項の説明は、僕の気持を奮い立たせて・・・いや・・・ある意味でも『起たせる』事になった。


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