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『清子と、赤い糸』
【幼馴染 官能小説】

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『清子と、赤い糸』-3

「これは、見ていて“そそる”な」
「あっ、んんっ、んふぅっ……そ、そうなん、ぁ、んっ……」
 何処かで触れたような気もするが、“パイズリ”の醍醐味は、柔らかく暖かい“おっぱい”の中に包まれながら、その“おっぱい”が縦横無尽に形を変える様を愉しむことにある。また、清子が自らの手で二つの乳房を両脇から健気に押さえている姿を見ていることも、岡崎に興奮を与え、“大樹”を前後させる腰の動きに、激しさをもたらす要因にもなっていた。
「さ、さきっぽが、すごい、勢いで、ん、んっ、で、でたり、はいったり、しとるっ……ん、くっ……!」
 顔の前で往復している“大樹”の先端を、清子は凝視している。それが光沢を帯び始め、包み込む胸にもそれを伝播させ、ヌルヌルした感触を生み出していた。
「ま、まーちゃんの、んっ、ぬ、濡れてきよった……ぁ……」
「気持ちが、いいからな……」
 胎内や手で扱かれているのに比べれば、圧迫の度合いは明らかに緩やかなものだが、それだけではない独特の愉悦が、岡崎の腰回りを痺れさせている。
「清子、このまま、出していいか……?」
 二日の禁欲期間があるだけに、性の装填は十分すぎるほどである。それが、“パイズリ”という岡崎にとっては新鮮な行為で刺激を浴びたものだから、掃射の時を迎えるのには、さほどの暇も必要はなかった。
「んっ、で、でそう、なんやね……あっ、んっ、え、ええよ……だ、だして、ええよっ……ん、んっ……」
 自らは乳房を押さえ込み、岡崎には乳首を摘まれながら“大樹”を前後されて、清子も興奮を止められない。
「くっ……出すぞ……出すぞ、清子……!」
「ええよっ、きてっ、まーちゃん、きてぇっ……!」
 荒い息をつきながら、込み上げてくるものを抑えようとせずに、必死に腰を前後する岡崎を、清子は陶然と見つめていた。
「うっ……!」
 やがて、岡崎の身体に大きな震えが起こった。
「あっ……!」
 “大樹”の先端が、胸の狭間に完全に収まった状態で、“それ”は弾けた。

 びゅっ、びゅるびゅるっ、びゅびゅっ……

「……っ」
 何かが溢れて充満してくる感覚が、胸の狭間で沸き起こる。それを逃さないように、清子は、両脇からしっかりと“ボイン”を寄せて、岡崎の“大樹”を必死になって包み込んでいた。
「わ、わぁ……ボインのなか……すごい、あついわ……」
 胎内で浴びるのとは違う感触が、胸の中で溢れ出さんばかりに弾けていた。
「………!」
 懸命に包み込んでいても、それ以上の勢いで射精をされているので、収まりきらないものが胸の間から、びゅるり、と漏れ出てきた。まさしく、“命の泉”の出現である。
「ぎょうさん、でとるよ……」
「あ、ああ……気持ち、いいからな……」
 母性の塊の中で、魂のかけらをふりまくその開放感に、岡崎は酔いしれているようだ。
「ふふ……ウチ、なんか、うれしいわぁ……」
 自分の胸で、そこまで感じてくれていることに、清子はとても幸せな気分になって、その頬が緩んでくるのを止められなかった。
「ボインも、ヌルヌルや……」
 射精が終わっても、岡崎の“大樹”を胸に包んだまま、滑らかな感触を愉しむように、清子は乳房を脇から寄せている。
「たしか、これって、“挟射(きょうしゃ)”っていうんやっけ……?」
「……よく、ご存知で」
 “おっぱい”の中に挟まれた状態で射精するので“挟射”と俗に言われるものだが、その知識の出処が何処にあるのかは、詮索すると薮蛇になりそうな気がしたらしく、岡崎は何も聞かなかった。
(まーちゃん、実は“ボイン星人”なんやなぁ)
 “パイズリ”で興奮している様子といい、掃除をしている際に見つけてしまった“ボインっ娘・全集”(※読み耽った後、さりげなく、元に戻しておいたのは、清子の優しさである)というエロスな一書といい、“ボイン”が好きでたまらないという“ボイン星人”の称号を、恋人が人知れず持っていることを、清子は今更ながら思い知った。ちなみに、“ボイン星人”と“おっぱい星人”は、同義語である。
(ウチとおんなじ、“母子家庭”で、“鍵っ子”やったもんな……)
 小学生のときに出会った当時から、既にお互い父親はいなかった。その時からどこか達観して落ち着いた様子を持っていた岡崎だが、寂しい思いはたくさん持っていたのだろう。
「清子……」
「あ……ん……」
 岡崎の顔が寄ってきて、そのまま唇が塞がれた。“パイズリ”で興奮していたときとは違い、とても優しい労わりに満ちた口づけであった。
「ん……ふ……」
 既に胸の中から“大樹”は引き抜かれていたが、その中に大量に注がれた“樹液”は残ったままである。寄せている乳房を開帳すると、溢れ出てしまいそうになるので、清子は少し、窮屈な格好をしながら、岡崎との口付けを堪能していた。
「んふ……ぅ……ん……ちゅ……ちゅ……」
 深く浅く、何度も唇を甘噛みされる。この1週間で、既に数え切れないぐらいキスを重ねてきたというのに、触れ合うたびに湧き上ってくる想いの色は、玉虫の羽を思わせるぐらい、様々な彩りを持って、清子を心底愉しませた。
「まーちゃん……キス魔に、なっとるよ……」
「清子の唇がな……とても、気持ちいいから」
「ふふ……まーちゃん、キザやなぁ……ん、んん……」
 お互いに一度ずつ、エクスタシーを見たので、その昂ぶりの落ち着きに包まれるまま、唇を触れ合う二人であった…。



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