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『清子と、赤い糸』
【幼馴染 官能小説】

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『清子と、赤い糸』-28

「………」
 ふと岡崎は、そんな清子の心細さをどのように受け取ったのか、おもむろにズボンのベルトを緩めると、それを一気に引き下ろした。
「!?」
 ブリーフではなく、トランクスになっていた岡崎のパンツは、その中央が大きく盛り上がり、まさに“テントを張っている”状態になっていた。
「ま、まーちゃん、それ、まーちゃんの、か……?」
 薄目を開けて、テントの張りに視線を釘付けにする清子。初めて目の当たりにする、興奮した男の子の様子を見て、恥じらいと同時に、好奇心がそそられているようだ。
「清子の身体を見て、触ってて、こうなったんだ」
「す、すごいなぁ……」
 こんなものを腰にぶら下げて、よく日常生活が送れるものだと、清子は妙な関心をしていた。日がな一日、こういう状態であるわけではないから、彼女の心配は杞憂に過ぎないのだが…。
「もっと、見てみるか?」
「え」
 言うや岡崎は、トランクスにも手をかけて、それを一気に刷り下ろした。
「!!??」
 ぐん、と自らを主張するように、天に向かって反りあがった、大きな“樹”。亀の頭によく似た先端は、既に皮が剥け、赤く充血していて、はち切れんばかりであった。
「な、なんやこれ、これ、なんなんやっ!?」
 直接見るのは、当然ながら、初めてである。
「決まっているだろう。これが俺の、チ×コだ」
「チ、チ×コって……そりゃあ、そうなんやろうけど……」
 はっきり言われて、清子はとても狼狽した。
「で、でも、それ、すごいなぁ……」
 普段の岡崎ならば、決して口にしないような単語であるが、腰に手を当て、その“チ×コ”を主張するように、仁王立ちする“漢”の姿がそこにはあって、何故か清子は、感動を憶えた。
「そ、それが、ウチの、ここに、くっつくんか……」
 清子は少し身を起こして、脚を開く。その間にある自分の女性としての器官と、岡崎の男子としてのそれを見比べるように、何度も視線を行き来させていた。
「すごい、なぁ……それ、すごすぎやなぁ……」
 はぁ、はぁ、と、清子の呼吸が、興奮の度合いを強くし始めた。岡崎が眼前に曝け出している雄の象徴を見て、雌の本能を刺激されたのだろう。
「あ……」
 じわじわ、と、股間に熱い湿り気が生まれた。下着の布地にそれが浸み込んで、清子の股間に丸い染みとなって浮かび上がってきた。
「パンツ、おつゆで汚してもうた……」
 それが、“小水”とは違うものであることを、清子は知っている。女の身体が、雌として反応したときに、奥から滲み出てくる“エッチなおつゆ”だと、美依子にも良く聞かされていた。
 清子は、汚したパンツに自ら手をかけると、岡崎がして見せたように、それを一気に膝元まで下げおろし、両足を通して脱ぎ去った。…覚悟を、決めたようだ。
「あの、ウチ、まだ、つるつるやねん……」
 陰毛がまだ生えていないらしく、清子はそれを恥ずかしいと思いながら、しかし、目の前で仁王立ちになったままの岡崎を見ているから、覆い隠そうとは思わなかった。
「こども、みたいやけど……へん、かな……?」
 いうなり、まるでその部分を、岡崎によく見えるように、開いてみせる清子であった。
「そんなことは、ないぞ」
 岡崎の鼻息が、とても荒い。初めて目の当たりにする女性器の有様に心を奪われて、興奮しながらそれを凝視している。
「くっつけて、みよか……?」
「ああ……ぜひ、そうしたい……」
 “肌を重ね合わせる”といえば、非常に奥ゆかしい言葉遣いだが、その実態は“性器同士”の接触であり交接である。それは非常に生々しく、そして、淫猥な感触に満ち満ちたものでもあった。


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