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爛熟女子寮3−3
【学園物 官能小説】

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マシュマロ絵理-4

 「佐伯さん…」
絵理はペットボトルを手に取ると私に手渡した。
「飲ませて…」
そして草の上に仰向けになった。訴えるような眼差しと半開きの悩ましい唇を見て意味を理解した。ざわざわと心が騒いだ。辺りを見回して、絵理を見下ろしてふたたび夢が現れた。
 陽炎のごとく立ち昇る想いを抑えながらお茶を口に含むと絵理の顔に近づいた。彼女の目は閉じられて口からは淡紅色の舌が覗いている。
(ああ、絵理…)
静かに重なった。お茶が絵理の舌に流し込まれ、追うようにして私の手はパンティをくぐって秘裂に食い込んだ。
「うう…」
股間は瞬時、閉じられ、間もなく開脚して指の動きを受け入れた。多量の妖液。指は泳いだ。
「ああ…」
絵理は強く唇を押し付けてくる。舌を入れてうっとりするつもりが彼女は貪るように顔をふってくる。息が苦しくなる。でも絵理とキスしていることの感激に狂おしくなって私も負けずに押し付けていった。
 歯が当たってかちかち音がする。唾液が溢れて吸っても吸っても口の周りはぐっしょりである。
 慌てて起き上ったのは人声がしたからだ。絵理も身を起してスカートの裾を整えた。2人とも汗びっしょり。走ったあとみたいに息も乱れていた。ハンカチで口を拭って、さりげなく指を拭いた。
 声は遠ざかっていったが、私たちは立ち上がった。
 帰る道々、絵理は私の腕にすがって、改めて私を好きだと言った。
「清潔感がある」というのだった。そして、
「それなのにセクシー…」
そんなことを言われるなんてこそばゆい思いだったが、彼女が抱いたイメージなのだから有り難く聞いておくことにした。
「私も会った時からあなたが好きだったわ」
その後、しっかり腰を抱えて、
「抱きたかった…」
これは耳に囁いた。手を握り、汗のねばつきさえ心地よく感じた。
「今夜のこと、聞いてるでしょう?」
「うん」
「もし厭なことがあったら言ってね。無理しちゃだめよ」
「厭なことないわ。同期なら。あなたがいるし…」
 雑木林を出るところで辺りを窺い、私たちは一瞬の口づけを交わした。絵理がもう一度せがむように顎を上げてきた時、林から人の気配がした。


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