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爛熟女子寮
【学園物 官能小説】

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爛熟女子寮(1)-4

 体が火照ってむずむずするのでちょっと触るだけのつもりで割れ目を指でなぞったら思わず声が出てしまった。快感の電流!稲妻のように体を走り抜けた。かっと熱くなって、乳房を揉むとじわっとクレバスが満ちてきた。
(ああ…先生…抱いて…)
揉んでいる手はいつか先生になる。太もも、おなか。どこを触っても極度に敏感になっている。蜜の量も夥しい。2度、3度のけ反ったら、もう溢れてお尻の溝まで伝って流れていた。最も変化が著しかったのはクリトリスである。コリコリに硬くて、ふだんより一回りくらい大きくなっていた。指で圧したら一瞬瞼の裏が真っ白になってしまった。
(ああ…なに、これ…気持ちいい…)
 自分で火をつけて高めていながら体が勝手に動いてどうにもならない。じっとしていられない。堪えることが出来ないのだ。股間に張り付いた右手がぬるぬるの淫液に塗れて私を燃やし続ける。
(この手も先生…)
どこかに連れていかれそう…連れてって……。
「ああ!もう!」
押し殺した自分の声がさらなる昂奮を煽る。
 昇っていく感覚がはっきりと感じられた時、クリトリスが柔らかくなった。
「先生…」
気がつくと横向きになって、左手が後ろからお尻の谷間に挟まっていた。知らずうちに差し込んでいたのである。それまで肛門に触れたことはない。無意識にその恰好になっていた。
 快感の気球が膨らんでいく。下腹部の、奥の、奥……。
(もう、だめ…)
クリトリスを滑った指は膣に潜り込み、尻側から左中指が蕾に刺さった。
「あう!」
弓なりに体が反って硬直した。
(感じる!)
気球が破裂した。
「くうう!」
(助けて…)
渦に巻き込まれた浮遊感、何かに縋りたい不均衡。目を閉じているのに暗黒ではなくて赤い色が瞬いた気がした。意識がなくなったのはこの時だった…と、思う。
 凄まじいエクスタシー。私は痙攣が治まってもしばらく茫然としていた。
 やがて収縮を繰り返した体が弛緩し始めた時、私は自身の変化を自覚した。自覚といっても、何が、どうってうまく言えないが、肉体も感覚も大きく成長した気がしたのである。


 マンションが近づくと一段と胸が高鳴ってくる。
(先生と共に、あの嵐のような体験をしたい…いや、もっとすごいことになるかも……)
打ち震える期待感で自分を見失いそうだった。
(私って、淫乱な性分なのかしら?…)
歩く度に充血を増して疼く局部を気にしながら私は熱い吐息を洩らした。だって、私はまだ18なのに……。


 先生は私の大胆さに圧倒されたようだ。部屋に入ると同時に抱きついてキスしたのは私から。さらにいきなりズボンの上からペニスを掴んだのだから驚くはずだ。すぐにグングンと硬くなった。
「ど、どうしたの志乃ちゃん」
「だって…」
どうしたもない。卒業式やいろいろあって、会うのはひと月ぶりなのである。先生だってカチカチになっている。
「待って志乃ちゃん。感じちゃうよ」
先生は腰を引いて私の手を引き離した。
「感じたっていいでしょ」
「いいけど、今夜はゆっくりできるんだから」
「だからもう始まったのよ」
「わかったわかった。とにかく落ち着いて」
先生は苦笑いを浮かべて私の肩を抱き寄せた。
「先生、お風呂入ろう」
「ああ、入っていいよ」
「一緒によ」
実はこれまで一緒はおろか、二人ともセックスの前にシャワーすら浴びたこともなかったのだ。服を着たまま抱き合って、キスして、ソファへ。そして下半身だけ露出してちょこっと愛撫があって一つになる。思えば性急なセックスだった。
裸で触れ合っていない!私の欲望の裏側にストレスが積もり積もっていた。

 シャワーを浴びない、全裸にならないのは余裕がなかったからだろう。誰も訪ねては来ないだろうが、万一ということがある。先生としては気になるところだったにちがいない。私はそう解釈していた。
 シャワーを浴びないからフェラチオも要求しないのだと思っていた。私は初体験以後、何をされてもいいように必ず駅のトイレで除菌のウエットティッシュで拭ってきた。臭わないようにお尻の穴まで念入りにきれいにした。…でも、今日こそは心おきなく何でもできる。それは、お互いに……。

「ねえ、入ろう、ねえ先生」
「うん…わかった…」
私の勢いに先生はたじろいでいた。
 そして念願の先生との初入浴。でも、結局、描いていたことは何もできなかった。……
 湯船で抱きついてキスしながら初めてペニスを触った。
「志乃ちゃん、ちょっと…」
先生が腰を捩ったのでぎゅっと握ったら、
「あ、ダメ…」
言ったとたん、私の手のひらがぬるぬるになった。射精?……
先生は笑っていたけど、顔は引き攣って見えた。
「志乃ちゃん、強烈なんだから。感じちゃったよ」
私も笑って応じたけど、頬が硬くなってうまく笑えなかった。すーっと気持ちが醒めていくのを感じていた。指のぬめりがなかなか取れない。目の前で扉が音もなく閉ざされる……。静かに閉まったのに厳然たる遮断の感覚があった。

 まだ時間はたっぷりある。夜は長い。いくらでも愛し合える。待ちに待った機会ではないか。……そう思う一方でさして気にも留めなかったこれまでのことが思い出されてきた。
(ひょっとして、先生、早漏?……)
知識だけのことで詳しくは分らないが、考えてみると濃厚な愛撫さえなかったことに思い至った。ブラジャーをたくしあげられ、オッパイを吸われ、ほんの少し割れ目を舐めるとすぐに挿入してきた。そして程無く先生の呻き声。……
 それでも気持ち良かったし、幸せだった。
(先生は私のもの…)
そう考えるだけで満ち足りていた。しかし、私の体と想いは『進化』していた。求めるものがより広く、深くなっていた。特にあの煌くオナニーで果てしない快楽の世界に飛び込んでしまってからはまるで違う自分になっていた。


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