投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

催眠の保健室
【学園物 官能小説】

催眠の保健室の最初へ 催眠の保健室 8 催眠の保健室 10 催眠の保健室の最後へ

日常と非日常-2


−とある放課後の翌日の放課後−

裕人は由美に呼び出されていた。勿論、藍もだ。由美が気を遣い、
藍を呼び出したのは由美のほうだった。
今日に限っては、集合時間があった。”16時半に保健室に来て”
そうメールで知らされた。
集合時間の5分前。
裕人は保健室へ向かった。

コンコンコンコン。ノックを4回して返事を待った。
「いいわよー」相変わらず元気がいい。
裕人は何も言わず中へ入り、いつも通り内側から鍵を掛けた。
「ちょうど、堕ちたところだよ。」平気で怖い事を言う。
「度が過ぎるのはやめてくださいよ!」
由美は目を閉じ、大きく首を横に振った。
「今日はダメっ!この子には手加減しないよっ!」子供みたいな事
を言った。
「何を言っても無駄そうですね...はぁ..」
「ピンポーン!ヒロ君、正解っ!」まるで無邪気な子供だ。
裕人は、”自分自身も覚悟しなければいけない。いつもと違う片側
の先生だ”そう思った。

「あなたは催眠状態ですが、会話だけはできるようになります。
 質問に正直に答えなければいけません。名前は?」
「望月..藍..」弱々しい声。
「好きな人の名前は?」
「御子柴..裕人..くん」
由美はニヤニヤしている。裕人は顔を逸らした。
「嫌いな人は?」
「永瀬..優奈..」
「あらっ、彼女さんっ!凄い好かれてるみたいねっ!こんなに好か
 れてるのに、ひどい事しちゃうんだー、ヒロ君。」
楽しそうに裕人に話しかける。
「はぁ...」裕人はため息をつく。
「オナニーはするの?」由美は質問を続けた。
「はい...」
「どれくらい?」
「2日に1回..くらい...」
「ヒロ君が好きなえっちなタイプだよっ」ワクワクしている
「べ、別に好きじゃないですよっ!」裕人の声が大きくなった。
「ヒロ君の嘘つき。
 どんな事を想像してオナニーするの?」
「裕人くんに..無理やり..えっちされる..とか...」
「ヒロ君っ!意外にMみたいだよっ!..今日夢が叶っちゃうんだ
 ねぇー。」
(ヒロ君とこの子がえっちしたら、ただのご褒美になっちゃうわね)
「ヒロ君、どんな事していじめる?」
「僕に振らないで下さい。そういうの苦手なの知ってますよねっ」
「そうね。じゃあ、あたし主導で進めていい?」
以前なら由美が裕人に同意を求める事など一切無かったが、今では
2人で意見を決める事もある。
「はぁ...お任せします...」
「じゃあ、ヒロ君は硬くして待ってて。」裕人が大好きな由美のニ
ッコリとした笑顔だ。
「あなたは私が合図すると目を覚まします。目が覚めた後もあなたは
 私のいいなりです。
 あなたは、わたし西園寺由美を永瀬優奈として認識します。
 目を覚まします。3、2、1、はい!」
藍はゆっくりと目を覚ます。周りを見渡し、裕人、由美と目が合う。
「どうして、あなた達がいるのよっ!保健室でイチャイチャとか最悪」
さすがに、起きて目の前にカップルがいる事が気にくわない様子だ。
「西園寺先生はどこ行っちゃったの?もう。」
藍が保健室から出て行こうとした。
「座りなさい!」由美が命令した。
藍の動きが止まる。
「何っ!...わかったわよっ!もう。」
また椅子へ座った。
「あなたは、これから話す事は出来ません。あたし達がすることを
 黙って見ていなさいっ!」いつもと違う低い声で命令した。
(えっ?しゃべれない...どういう事...)
藍は大声を出そうと試したが一切声が出ない。
「さっ!ヒロ君。2人で楽しも!」ニコニコしている。
「せ、先生っ!どういう事?」小声で言った。
「あたし達はただ楽しむのっ!あの子には大好きな人と大嫌いな人が
 えっちな事してるように見えてるから。」
裕人は由美の事をある意味、天才と思った。
「あなたは先生という言葉が優奈と聞こえます。」また催眠を掛ける。
「はいっ。準備できたよっ!今日はヒロ君のリードする?」
由美はわかりきった質問をして、微笑んだ。
「はぁ...もう自由にして下さい...」
(2人して何イチャイチャしてんのよっ)
「ヒロ君、キスしていい?」
「...もう勝手に..して下さい..」顔が一気に赤くなる。
「ふふっ、嬉しい、初めてだね。」
由美からゆっくり近づいていく。藍に見せ付けるように。
裕人の唇に由美の唇が触れる。裕人は彼女と何度もキスした事はあっ
たが、こんなに興奮し、こんなに包み込まれる感覚になった事はなか
った。
(えっ?何っ?あたしの目の前で...何考えてるの...)
藍は混乱していたせいか怒りなど微塵も感じなかった。
「もっと...激しく..しよっ」
由美が軽く唇を合わせたまま裕人に話しかけてきた。裕人はキスし
ただけで、由美に心を奪われてしまっていた。
「んんっ..ヒロ..君との..んっ..キス、気持ち..いい。」
裕人はそんな台詞を聞くだけで由美に夢中になり、藍がいる事など
どうでもよくなってしまった。
「んー。つぎ..ヒロ君..大人の..キス..」
由美は恋人を見ているかのような満足そうな顔をしている。
(ちょっと..恥ずかしくて、見てられないよー...)
由美が一度、裕人の唇から離れた。
「次、大人のキス..ね。キスしたかったら、ヒロ君からキスして」
裕人の目を見て言った。もう、藍の事を忘れてしまったかのよう。
裕人は躊躇なく、由美にキスをした。裕人が初めて大胆な行動した。
それ程に、今は由美に夢中になっていた。
(ホントに優奈の事好きなんだ...見たくないっ!でも体が..)
「ヒロ君、あたしとのキス好きなんだねっ」
愛くるしい笑顔に裕人が大胆になっていく。
「せ、先生...もう...」下半身はビンビンになっている。


催眠の保健室の最初へ 催眠の保健室 8 催眠の保健室 10 催眠の保健室の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前