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中道深夜探偵事務所へようこそ
【フェチ/マニア 官能小説】

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幻想の終焉-3

千恵子の男性恐怖症…

それは、私に対する拒否の宣告。セックスはおろか手を触れることだって許してくれない。完全にバイ菌扱いである。
では、なぜ私と一緒になってくれたんだ。他人も羨むオシドリ夫婦…周りは私達を噂していたし、現に私もそうだと思っていた。それに、私の自慰に対しても千恵子は寛容だった。
「だってぇ、あなたって真面目じゃない。浮気しないし、優しいし、仕事も出来る。年収だっていいじゃない」
だから尽くしてくれたのか。確かに世間から見れば千恵子の言葉はごく一般的なものかも知れないし、良妻なのかも知れない。中にはセックスのない家庭でも幸せに過ごしているところもあるだろう。だが私は千恵子から愛を感じなかった。

「ではメインディッシュと参りますか」
伸二が声をかける。
全裸になった千恵子は明良のモノを頬張りながら、後ろから挿入される。
「ああっ…いやん〜…ダメぇ〜…ああっああっ…いいっいいわぁ」
私は気持ちよく喘ぐ妻にまた興奮する。頼む…私にもそんなお前を見せてくれ。なぜ他人の男なんだ。若い男のほうが元気でいいからなのか。
伸二の武器が妻の尻を突き上げ、激しく動く。そうだ…私が伸二になって疑似体験するんだ…いや、ダメだ…私は伸二になれない。やはり、ショーを見せつけられている事実には変わりない。これが現実だった。

段々と部屋が臭いで充満してくる。それにしても強烈な臭いだ。クサい…この臭いの元は何だ…どこからなんだ?…その臭い…騎乗位になっている千恵子の性器から来ている。この女…こんなにも臭かったのか。それよりも、千恵子が私のほうを見て腰を振っている。ああ…たまらない…黒くて大きい乳首…千恵子の熟した肉体が激しく揺れる…私は既に股間をシゴいている。
「あなたぁ〜見てぇ〜私こんなにエッチなの…逝きそうなの…ほぉ〜ら…ちゃんと見てぇ〜…イッちゃう…イッちゃう…あああ逝くぅぅ〜〜ん」
ああああああ…
私のモノから貯蔵されている白い液体が噴射し、千恵子の顔面にかかった。妻は顔をしかめて私の精液を拭き取り、洗面台へ向かった。虚無感だけが残った。



千恵子と男2人が去って取り残された私は、そのまま寝ることもなく、囚人のように1日を過ごした。

マンションを出ると、道路の向こう側に中道が立っていた。
「うぉのれぇ、中道ぃ」
許さんぞぉ。私はダッシュで中道に向かい、パンチを見舞いに行く。しかし、何回やっても当たらない。次第に息が切れてしまった。
「政夫さん、来て下さってありがとうございます。実はあれ、持ち部屋のひとつで自宅ではないのです。奥様にも同じ鍵を渡しました」
「お前、あんなもんを見せる為に私を呼んだのか」
「これが現実なのです」
「ううっ…ちきしょう。私は何の為に真面目に働いて来たんだ。ちきしょう、ちきしょう、ちきしょう」

中道はそのまま去った。



少し足を伸ばした場所に高速道路の橋がある。
橋の上には若い女が…

いかん!あの女、一体何やってんだ…


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